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存在感増すイチロー、気がつけば正右翼手に
スポーツライター 丹羽政善

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2014/6/30 7:00
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きっかけは、正右翼手のベルトランのケガである。

ベルトラン、右肘に再び違和感

ベルトランは5月13日に右肘の遊離軟骨による痛みから故障者リスト入り。彼が離脱するまで、イチローは30試合に出場したが、スタメン出場はわずか13試合だった。

ベルトランは6月5日に復帰するまで、計21試合を欠場。イチローはその間、腰の痛みで出場を4試合見合わせたものの、出場した16試合中11試合で先発出場した。

ベルトランの復帰後、イチローの起用にどう変化があるのか気になるところだったが、実際は、むしろ出場頻度が高まった。ベルトランが復帰した6月5日から28日までの21試合で、イチローがスタメンで出場したのは15試合となっている。

要因は、複数ある。

ベルトランが痛めたのは、利き腕。復帰したとはいえ、送球ができず、試合に出場するのと並行して送球練習をしてきたが、先日、再び違和感を覚え、しばらく様子を見ることになった。ベルトランが指名打者に専念する限り、イチローがライトを守ることになる。

当初、主に指名打者で出場していたアルフォンソ・ソリアーノがベルトランに代わってライトの守備につくとみられていたが、彼の場合、守備に難があり、しかも目下、極度の打撃不振。5月は2割2分で、6月は1割9分4厘。これで彼はすっかり出番を失った。

ただ、最大の理由はやはりイチローが3割以上の打率を残し、好調を維持していることだろう。

打率3割、開幕から一度も切らず

まだ規定打席には達していないが、開幕からまだ打率3割を一度も切っていない。出塁率も3割5分4厘と依然高い。

また、右投手との対戦打率は2割8分1厘で、左投手に対しては3割6分7厘。これならば、先発投手が左右どちらでも起用できる。これまで相手先発が左の場合はソリアーノ、という傾向が強かったが、そういう縛りも徐々に薄れつつある。

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