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日本、本来の攻撃に遠く サッカー界全体の敗戦
サッカージャーナリスト 大住良之

(1/3ページ)
2014/6/25 10:37
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 1-4。無残といっていい結果だった。

 2試合を終えて1分け1敗。しかしこのコロンビア戦に勝てば2位に入って決勝トーナメントに残る可能性があった。実際、フォルタレザで同時刻に行われた試合ではギリシャが2―1でコートジボワールを下し、日本は勝っていればC組2位になるところだった。

PKで先制許し自ら苦しい展開に

 この試合に勝つために、選手たちは果敢なプレーを見せた。立ち上がりこそ中途半端なプレーが目立ったが、5分を過ぎると闘志が全面に出るようになり、FW大久保嘉人(川崎)の強気なプレーでペースをつかんだ。

 2連勝で迎えたコロンビアは主力の大半を休ませ、これまで出場機会の少なかった選手をピッチに並べた。個々の能力は高くてもチームとしてまとまりのない相手に対し、ボールを支配し、ゴールをこじ開けようと、選手たちが努力を続けたのは間違いない。しかし攻勢のなかでカウンターからPKで先制点を許し、自ら苦しい試合としてしまった。

 前半の日本のシュートは13本。対するコロンビアは3本。ゴールの枠に飛んだのは1本だけで、それがPKだったのだから、ザッケローニ監督が「後半もこのまま」と考えたのも無理はなかったかもしれない。しかも前半の追加タイム、終了ぎりぎりに本田圭佑(ACミラン)のクロスを岡崎慎司(マインツ)が相手に体を押されながらもダイビングヘッドでゴール右隅に決めて同点とし、ムードが盛り上がったところでハーフタイムを迎えたのだから、代えにくかったのだろう。

中心選手のロドリゲス入り流れ一変

 フォルタレザの試合は、前半が終わったところでギリシャが1―0のリード。ギリシャが勝てば、日本は得失点差を気にすることなくコロンビアに勝てば2位になる計算だった。

 だがハーフタイム、コロンビアは2人の選手交代を行った。その1人が、若き中心選手であるMFロドリゲスだった。

 トップ下から自由自在にポジションを取るロドリゲスのプレーが、それまでの流れをがらりと変えた。相変わらず日本がボールを保持し、攻め込むのだが、カウンターでロドリゲスのところに入ると、そこを起点にあっという間に決定的なピンチになってしまうのだ。

 そして55分、右からペナルティーエリアに強引にロドリゲスがドリブルで進み、日本の選手たちが次々と抜かれる。ロドリゲスは左でフリーになったFWマルティネスにボールを渡す。マルティネスが左足を一振すると、ボールは日本選手に当たってコースが変わり、ゴール右隅に決まった。

W杯 ゴールシーン再現CG

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