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田中将大はオールスター当確 先発に推す声も
スポーツライター 杉浦大介

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2014/6/23 7:00
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中でも一時最有力視されたのは、6月1日に両リーグ一番乗りで10勝を挙げたバーリーだった。その時点では防御率も2.10と田中に肉薄。ブルージェイズが今季はア・リーグ東地区の首位を走っていることもあり、そのまま勝ち続ければ田中の最大のライバルになっていたはずだ。

ライバルも「田中が適任じゃないか」

しかし、このバーリーも6月7日以降は3連敗と失速。その3試合も防御率は3.26と悪くはないが、シーズントータルの防御率、奪三振数、WHIP(被安打数と与四球数の合計を投球回数で割った値)などでは田中に大きく引き離されている。

「(オールスター先発の可能性は)誰かに言われるまで考えもしなかった。オールスターまでに僕もまだ先発機会が5度くらいは残っているけれど、現時点では田中が適任じゃないかな。勝ち星は彼の方が多く、防御率も良く、三振の数も約2倍だからね。オールスターは選ばれるだけで大変な名誉。先発とか、いつ投げるかとか、そういったことはボーナスにすぎないよ」

18日のヤンキース戦に敗れた翌日、バーリーに水を向けるとそんな答えが返って来た。メジャー15年目、35歳の左腕の言葉からも、今季ここまでに田中がやり遂げてきたことへのリスペクトがうかがえる。

ローテーションの順番、最大の障壁に

このように短期間でメジャーの誰もが認める先発投手となった田中にとって、オールスター先発への最大の障壁はライバル投手たちというより、ローテーションの順番かもしれない。

ヤンキースが現在の5人の先発ローテを保つとしたら、田中は前半戦最後のゲームである7月13日のオリオールズ戦でマウンドに立つ。リーグ規定により、オールスター2日前の前半最終戦に先発した投手は球宴では登板できない。このままでは田中は先発どころか、登板さえ不可能となってしまうのだ。

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