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元日本代表・四宮氏が挑む 女子ラグビークラブ再建

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2014/7/5 7:00
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フランスやイタリアなど海外のプロリーグでプレーし、昨年現役を引退したラグビー元日本代表の四宮洋平氏(35)が女子ラグビーの指導者として第二の人生を歩み始めた。昨年末に女子ラグビークラブ「フェニックス」の代表兼監督に就任。7人制が正式種目となる2016年リオデジャネイロ五輪に向けて世界で戦える選手の育成に励んでいる。

5月の龍ケ崎大会で初勝利し、喜ぶ四宮氏(左から2人目)

5月の龍ケ崎大会で初勝利し、喜ぶ四宮氏(左から2人目)

02年設立の名門、部員数が激減

12年に前十字靱帯断裂の大けがを負った影響で昨シーズンを棒に振り、引退を決意した。そのタイミングで、関東学院大の後輩から女子7人制日本代表でフェニックスに所属する中村知春を紹介されたのが、女子ラグビーに関わるきっかけとなった。

フェニックスは02年に設立された女子ラグビークラブの名門。ただ、ここ数年は部員数が激減し、事実上活動停止状態にあった。中村から厳しい現実を知らされた四宮氏は「運営する代表も不在で、このままでは解散の危機。何かお手伝いしたかった。お節介だとは思いながらも、このクラブを立て直すことが僕の使命だと考えた」と振り返る。

運営資金確保へ企業に猛アタック

四宮洋平氏

四宮洋平氏

五輪に向けて強化と普及が欠かせない中で、かつての強豪クラブが消えることは女子ラグビー界にとって不幸ではないか――。その思いが元日本代表を突き動かした。もともと「女子ラグビーはとてもエキサイティングで、戦う姿勢や喜ぶ姿は男子と違って面白い」と可能性を感じていた。現役時代からアカデミーを設立するなどマネジメントにも興味を持っていただけに、代表と監督の二足のわらじを履くことに迷いはなかった。

まず取りかかったのが運営資金の確保だ。「2年間の計画を作って、応援してくれる企業を探した」。インターネットでスポーツ支援に積極的な企業を探しては、飛び込みで会社を訪問。多いときには1週間で100件も電話をかけた。「一から会社をつくるベンチャー企業の社長みたいな感覚。初めはどうなるかと思ったが、再出発に賛同してくれた」。個人的に付き合いのある企業にも協力を依頼。現在は5社がメーンスポンサーに名を連ね、当面の活動にメドがついた。

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