食品機械は人手不足を救う? 料理人もビックリ

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2014/6/14付
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食品工場や外食店の厨房などで使われる様々な食品機械が進化している。熟練の料理人も驚くような細かい技を見せ、作業効率は一段とパワーアップ。飲食業界などで深刻な人手不足が顕在化する中、メーカー各社は商機とみて攻勢をかけている。

完熟したトマトをつぶさず、手早くきれいなスライスができる

完熟したトマトをつぶさず、手早くきれいなスライスができる

10~13日まで東京ビッグサイト(東京・江東)で開かれたアジア最大級の食品機械展示会「FOOMA JAPAN 2014 国際食品工業展」には最新の食品機械が集まった。今回は約700社が出展した。

「トマトをつぶさずに、一度で輪切りができます」。食品機械を製造、販売するドリマックス(埼玉県川口市)は手動スライサー「トマトいっぱつ」を出展した。一般的なスライサーと比べて均一な輪切りがきれいにできるとあって、多くの人の注目を浴びていた。

大手ハンバーガーチェーンからの依頼で開発。刃の構造を工夫し、トマトにかかる圧力を分散させた。取っ手を押すと、一瞬にして10個ほどのきれいな輪切りになる。トマト以外の果物などもスライスが可能だ。松本英司社長は「経験の浅いアルバイトやパートでも安全で簡単に使える」と話し、外食業界に売り込みをかける。

すしのシャリを1時間で4300個生産。鈴茂器工が世界一のロボ開発

すしのシャリを1時間で4300個生産。鈴茂器工が世界一のロボ開発

1時間に4300個のすしのシャリを作る「新型シャリ玉ロボット(SSN-FLC)」を開発したのは鈴茂器工。「従来よりスピードを2割程度高めた」(小野寺広販売促進課長)といい、他のメーカーから世界一の座を奪い返した。モーターの数を増やすなどしてスピードアップを図ったという。

「熟練したすし職人でも1時間で2000個が限界。たくさんにぎるうちに疲れてきて大きさや固さもバラバラになる」(同)。すしチェーンや大型スーパーなどからの需要は大きいとにらむ。

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