旅行保険、健保… 海外トラブルに3つの選択肢

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2014/6/14 7:00
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 夏休みシーズンまであと1カ月余り。海外旅行の計画を練っている人もいるだろう。日本と環境が異なることから海外では体調を崩したり、持ち物を盗まれたりなどのトラブルに遭うこともある。万が一に備えて保険をどう活用すればいいのか。ポイントをまとめた。

「まさかこんな目に遭うとは」。神奈川県在住の会社役員、堀越雅晴さん(仮名、36)は振り返る。2年前、旅行先の香港で腹痛に襲われ緊急入院。胃潰瘍と診断され手術を受けた。海外で治療を受けると予想外に費用が掛かるケースがあり、医療費は約30万円を請求された。

■国内基準で算定

実は海外で治療を受けても日本の公的な健康保険を使うことで費用負担を軽減できる。「海外療養費制度」といい、海外で立て替えた後に申請すれば費用の一部を払い戻してもらえる。

払い戻してもらうには、被保険者が記入する申請書のほか現地の医師が記入する診療内容明細書、費用を記した領収明細書などが必要だ。こうした書類は加入する健康保険の窓口を通じて申請すれば旅行前に受け取れる。現地で医師に記入してもらえば、帰国後に郵送でやり取りする手間が省ける。申請期限は治療費を払ってから2年以内だ。

海外療養費制度での自己負担の割合は国内と同じ1~3割。支給されるのは実際に支払った費用ではなく、国内で同じ治療を受けた際にかかる費用を基準に計算する。

例えば現役世代が海外で12万円を支払っても、日本での算定額が10万円なら支給するのは7万円。残りの5万円は自己負担する。支払額が日本での算定額より安い場合は、実費の7~9割を支給する。

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