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ダルビッシュ快調も…ケガ人続出、チームの行方は
スポーツライター 杉浦大介

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2014/6/9 7:00
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ヤンキースの田中将大の大活躍の陰にやや隠れている感もあるが、レンジャーズのダルビッシュ有も今季は素晴らしいスタートを切っている。6月6日のインディアンス戦で6勝目を挙げ、投球内容も上々だ。チームはケガ人続出だが、ここまで何とかプレーオフ争いから脱落せずに勝率5割前後を保ってきた。今後、ダルビッシュは真のエースとしての階段を上っていけるのか。そして主力放出による解体の可能性もささやかれる中で、レンジャーズはプレーオフ戦戦に踏みとどまっていけるのか。(記録は7日時点)

数字が示す最高レベルのピッチング

ダルビッシュの防御率2.36はア・リーグ3位。とりわけ6月1日までの4戦では、31回2/3を投げて4失点のみと絶好調だった。7回以上を投げて無失点が4試合という記録も、マーク・バーリー(ブルージェイズ)と並ぶリーグトップ。11先発中に2失点以内がすでに7戦もあり、1試合の平均奪三振10.73はリーグ1位、被打率2割2分は同5位だ。これらの数字は、メジャー3年目の27歳が今季は最高レベルのピッチングを続けていることを示している。

「ただ脱帽しなければならないときがあって、今日はそんな日だった。(ダルビッシュは)球種が多く、制球も良く、必要に応じて96マイルの速球まで投げられる。全体的に甘い球は投げてくれなかった。コーナーをついてくるから、バットに当てることすら難しかったよ」

8回を5安打、無失点、12奪三振とほぼ完璧な投球をみせた1日のナショナルズ戦後、相手の4番打者、アダム・ラローシェが残したコメントがダルビッシュの魅力を物語っている。

ツーシーム、スライダー、カッター、カーブといった変化球の切れ味が鋭いだけに、速球が走っていると打者は対応し切れない。特にカッターが切れていたこの日は、右打者を16打数2安打、8奪三振、全31スイング中14が空振り(空振り率45%)と完璧に封じ込めてみせた。

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