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頼れる主将・長谷部、焦らずW杯に備える

「僕はやる気満々」

米フロリダ州クリアウオーターで合宿中のサッカー日本代表で、MF長谷部(ニュルンベルク)が3日(日本時間4日)の練習を別メニューで調整した。2日(同3日)のコスタリカ戦も欠場した日本の頼れるキャプテン。「僕はやる気満々ですけど監督と話して、まあ無理するなってことで」。本人は爽やかな笑顔で不安説を退ける。

「守備の修正点突き詰めないと」

3日の練習を見守った日本サッカー協会の原専務理事は「様子を見ていろんなチェックをしている。2月に手術をした膝をどうしてもかばってしまうから(膝以外に)張りが出た。それで大事を取っただけ。深刻だと思ってない」。

1月に所属クラブの合宿中に右膝半月板を損傷した。手術後、再発、また手術を繰り返し、懸命なリハビリのかいあって5月10日のブンデスリーガ最終節で復帰した。急ピッチで仕上げれば、あちらこちらにしわ寄せが来るのもやむを得ないのかもしれない。

休んだコスタリカ戦は冷静に観察できた。

「体と頭の切れは疲れが抜けて戻ってきた。攻撃に関してはすごくいい状態かな」と褒める一方で、「1次リーグ3試合で戦う相手はコスタリカより強い。チームとして守備の修正点は突き詰めていかないとW杯ではやられる感じがある」。

長谷部が本調子に戻らないことで「鉄板」といわれた遠藤(G大阪)とのボランチ・コンビも解けそうになっている。ボール奪取に優れた山口(C大阪)の台頭、コスタリカ戦で試された青山(広島)も攻めの縦パスに特長を出していた。

「今はボランチが4人いて、それぞれ特長がある。それをどう組み合わせるかは監督の仕事」

「今はボランチだけでなく、各ポジションで誰が出るか分からないくらい競争が激しくなっている。監督は試合直前まで先発を言わないし。そういう中で若手や新しい選手が伸び伸びとアピールしているのはすごく感じる。この競争は大会前に選手のモチベーションを下げないためではなく本大会でも続くと思う。それはチームにとっていいことだと思う」

チーム全体への目配り忘れず

自分のピンチは脇に置き、チーム全体への目配りを忘れない。4年前の南アフリカ大会のゲームキャプテンからチームキャプテンへと成長した長谷部の真骨頂か。

W杯後にフランクフルトへ移籍することが決まった。「その話をすると1時間くらいかかる。まあ、決まったんですっきりしてW杯に臨める」。長谷部本人はW杯のベンチに座る姿など、毛の先ほども思い浮かべていない。

(クリアウオーター=武智幸徳)

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