2019年9月16日(月)

香川復調、攻撃の要に プレー軽快 全得点に絡む
強化試合、コスタリカに3-1

2014/6/4 3:30
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サッカーの日本代表は2日(日本時間3日)、米フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームス競技場で行われたコスタリカ代表との強化試合に3-1で逆転勝ち、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向けて弾みをつけた。何よりの収穫は全得点に絡んだ香川(マンチェスター・ユナイテッド)の復調だった。

自陣でボールを失い、あっさり先制されたのが31分。W杯本番では許されないミスだが、ザッケローニ監督は「力のある国には1点取られても仕方ないくらいのメンタリティーで臨むことが大事」と随分太っ腹なことをいう。目くじらを立てたのは多くの得点機を逃した攻撃の方だった。

それほど前半から攻めに精彩があった。短期集中で「ザック流」を習得中の大久保のゴールを急襲する走り。1トップの大迫は高い位置でボールを収めてDFに圧力をかけた。ボランチの青山、山口は中盤の数的優位をかぎ取って大胆に縦パスを狙う。そうした攻撃の始点にも終点にもなったのが香川だった。

遠藤の同点ゴールは逆サイドの本田まで振った香川のパスが防御線をばらけさせた。自ら決めた勝ち越し点は、狭い隙間を壁パスを交ぜて分け入る香川ならではの繊細なタッチが生きた。柿谷のダメ押し点も、岡崎を狙った香川のパスのこぼれ球を決めたもの。

「チャンスの作り方がすごく良かった。みんなで連動してシュートまで行けた」。これだけやれば、試合後の香川の表情がすっきりしていたのは当然だろう。

今季の香川は所属のマンUで不遇をかこった。それは香川自身というよりチームの問題だった。日本代表には「3人目の動き」と呼ばれる香川の好物がある。複数が絡んで陽動作戦を展開する間に3人目の選手が本丸を突く。この連係が密でスムーズであるほど香川の隠密的な資質は輝きを放つ。今季のマンUはその土壌が枯れていた。

時差ボケのせいか睡眠は浅く、指宿合宿の疲れもあって「コンディションは良くなかった」という。試合が始まると「意外とできた。動きに質が出てきた」。ここからさらに調子は上向く。仲間にも恵まれている。もう香川については何も心配することはあるまい。

(タンパ=武智幸徳)

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