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ヤ軍・田中、早くもエース級 受け答えはジーター級

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2014/6/5 7:00
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これまで米大リーグに渡った日本人先発投手で最も鮮烈なスタートを切ったのは、2カ月で109三振を奪った1995年の野茂英雄(ドジャース)だろう。そして、最も好成績を残しているのはヤンキースの田中将大だ。

楽天時代の2012年8月から続く「連勝」は止まったが、11試合に先発して8勝1敗、防御率2.06、奪三振88。全試合でクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)をクリアしている。5月には、日本選手の新人での受賞は野茂以来となる月間最優秀選手(MVP)にも輝いた。

先発で勝ち計算できるのは田中のみ

「田中はオールスターまでにはヤンキースのエースになると思う。いや、6月にはなっていないとチームが困ると思うんだ」。2月の入団会見の際、スポーツ専門局ESPNの記者にこう言われ、半分リップサービスかと思っていたが、6月を待たずに現実となった。

実際、田中がいなければ目も当てられなかったろう。ヤンキースは6月2日時点で29勝27敗、首位と4ゲーム差の2位につける。しかし5月中旬までに、開幕ローテーションの5投手中3人が故障者リスト入りした。C・C・サバシアは右膝炎症、「松ヤニ投球」で出場停止になったマイケル・ピネダは肩周辺の筋肉の痛み、イバン・ノバは右肘手術で今季絶望。残る黒田博樹の調子は一進一退で、勝ちを計算してマウンドに送り込める先発は田中しかいない。

「ジーターのように食えないヤツ」

米メディアの絶賛にも「いいときはいい評価、悪いときは悪い(評価)。そんなもんだと思っている」「僕の契約は7年。その期間しっかり働いて、周囲がどう評価するかでしょう。まだ成功とも何とも思わない」「これだけ活躍してもエースと思わないか? 思わないです」……。浮ついたところが全くない。性格もあろうが、新天地での緊張がまだ抜け切れていないのだろう。

「デレク・ジーターのように(受け答えの)食えないヤツ」。地元メディアからは、褒めているのかどうか分からない声も出ている。

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