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妥協許さぬ練習で頂点 高校野球監督・原田英彦(上)

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2014/5/24 7:00
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 甲子園出場は全国最多の春夏通算70回。創部106年を誇る高校野球界きっての名門を率いて21年になる。今春の選抜大会で初優勝した龍谷大平安(京都)。監督の原田英彦(54)にとっては13度目の甲子園でたどり着いた頂点だった。

「練習は実戦、実戦は練習と意識させている」

「練習は実戦、実戦は練習と意識させている」

鋭い視線、私語を挟めない緊張感

 妥協を許さない厳しさが全国屈指の強豪を支える。ウオームアップに1時間かけ、フリー打撃とノックが日々のメニュー。オーソドックスに見えるが原田が鋭い視線を送る球場には私語を挟めない緊張感が漂う。4~5時間の練習は常に全力を求められ、集中力を切らすことができない。他校から「猛練習」といわれるゆえんはそこにある。

 「おまえはベストを尽くしてない」「その投球は練習のための練習。レベルが低い」――。昔に比べれば丸くなったといわれるが、容赦ない言葉が選手を追い込む。「ごまかしで結果は出ない。練習は実戦、実戦は練習と意識させている」。甲子園で堂々とプレーをするには、まず原田からの重圧に打ち勝たなければいけないというわけだ。

 選抜決勝の履正社(大阪)戦は、その精神力が試された。2点リードの八回1死満塁。しかも2ボールになってエースの中田竜次をマウンドへ送った。「コツコツやる子で裏切らない。あいつを胴上げ投手にしてあげたかった」。初球はボールで押し出し四球寸前。ただ、その後は平然とストライクを並べて無失点で切り抜けた。「実戦は練習」を見事に体現した象徴的な場面だった。

新球場、年間通して存分に打ち込み

 長い監督生活で原田はいま追い風を受けている。転機は2008年。平安から現校名に改称されて野球部への支援が強化された。12年秋には約9億円をかけて京都市内に新球場が完成。両翼100メートルの外野には人工芝が敷かれ、内野は甲子園と同じ配合の黒土だ。「要望を聞いてもらった。学校には感謝するばかり」

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 原田英彦は自他共に認める「平安(現龍谷大平安)の大ファン」だ。幼い頃から実家近くのこの伝統校に憧れ、小学生時代には友人と野球チームをつくってシャツの胸に「HEIAN」と書いたという。「カクテル光線に …続き (2014/5/24)

高校野球を終着点とせず長く続けてほしいとの願いがある

 21年の監督生活で原田英彦のもとを巣立った教え子は約300人を数える。「みんなが平安の子であり、平安ファミリー」。教員ではないが、高校野球の指導者という立場を考えれば教育者のひとり。「自立して卒業さ …続き (2014/5/24)

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