2019年2月21日(木)

活況の部屋、若武者競う 大相撲・千代鳳(上)

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2014/5/17 7:00
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兄は2007年に初土俵を踏んだ。翌年弟が入門。弟は序二段で左膝前十字靱帯断裂という重傷を負うが、休場を挟みながら基本を鍛え直して番付を上げてきた。弟が昨年九州場所で十両優勝を飾ると、低迷していた兄が猛烈に奮起して、兄弟で十両を連続制覇した。「丸の場合は十両を3場所で通過したけど自分は十両で丸2年かかった。何で兄が下でうろちょろしていたのか分からない」

部屋の稽古では「負けられない」

千代鳳は九重部屋の優等生で師匠も「まじめで素直に聞く耳を持って自分を導ける」と太鼓判を押す。その自覚も本人は十分だが、178.5センチの兄千代丸は最近、体重が10キロ増え180キロを超え、顔も体もはち切れて師匠に説教される。

「弟の10分の1も稽古しなくて幕内を務められるんだから、もっとやれば"兄弟三役"も夢じゃない、という気持ちでやってもらいたい」

千代鳳は部屋の稽古ではほぼ負けなし。「三役に上がったので負けられない。そういうのがあるので一番一番集中してとっている」。兄弟子の千代の国は「最近まで五分だったけど鳳は花開いちゃったすね」と、あきれ顔だった。

(敬称略)

〔日本経済新聞夕刊5月12日掲載〕

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