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慢心なし、常に崖っぷち FC東京・森重真人(上)

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2014/4/26 7:00
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サッカー日本代表の守備の柱石として急速に存在感を高めるセンターバック(CB)がいる。FC東京所属の森重真人(26)、その人である。

日本代表戦の直近2試合で先発フル出場している

日本代表戦の直近2試合で先発フル出場している

昨年7月、韓国で行われた東アジアカップの中国戦で代表初出場を果たした。国内組だけで固めたチームの中で強さ、高さを存分に発揮。優勝に貢献して代表監督のザッケローニの覚えもめでたくなった。8月のウルグアイ戦から欧州組との混成になっても選ばれ続け、11月のベルギー戦、今年3月のニュージーランド戦と、ここ2試合は連続で先発フル出場している。

「責任感」の意味、改めて大切に

23人枠から主力組へとチーム内の"番付"を確実に上げているように思えるが、本人は「そこはあえて意識しないようにしている」という。いくら周りが「もう大丈夫」「次も呼ばれるね」と言ってくれても何の保証にもならないからだ。

「気が抜けない日々の連続。それがモチベーションにもなっている。常に崖っぷちの意識を強く持つことで毎日の練習を頑張れるし、向上にもつながるから」

代表の常連になれば、周囲の見る目は厳しくなり、期待は大きくなる。それを重荷に感じてへこむタイプでもない。

「よく何気なく使われる責任感という言葉の意味を最近はあらためて大切に感じる。Jリーグで相手FWと10本勝負する機会があったら、代表選手なら全部勝たないといけない。そんな責任を感じながらやるのは楽しいですし、それができないと自分はまだまだだねとなる。本当にその繰り返しかなと思う」

北京五輪の苦い記憶、プレーの背骨に

自分を厳しく追い詰める理由の一つに、森重がこれまで経験した最も大きな舞台、6年前の北京五輪の苦い記憶がある。本田(ACミラン)、香川(マンチェスター・ユナイテッド)、長友(インテル・ミラノ)、岡崎(マインツ)らと主力を張りながら3戦全敗に終わった。その屈辱を出発点にたどり着いた結論は森重という守備者の"背骨"になっている。

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