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戦力充実の広島、神戸は驚きの好発進 J序盤戦
サッカージャーナリスト 大住良之

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2014/4/18 7:00
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2014シーズンのJリーグは7節を消化、3連覇を狙う広島が5勝1分け1敗の勝ち点16で首位、それを鹿島が5勝2敗の勝ち点15で追っている。そしてJ2から1年で復帰した神戸が4勝2分け1敗の勝ち点14で3位。波に乗るチーム、苦しんでいるチーム……。J1序盤戦を振り返る。

広島・塩谷の才能開花、驚異の得点力

広島は日本代表GK西川周作を浦和への移籍で失ったが、10年間チームを離れていたGK林卓人を仙台から呼び戻すことができたのが大きい。西川ほどの展開力はないものの、ゴールを守ることにかけては決してひけを取らない林を得て、DFラインの選手たちも安心してプレーできている。浦和には0―2で敗れたものの、手堅い試合を続け、勝利を重ねている。

そうしたなかで驚きを生み出しているのがDFの塩谷司だ。昨年浦和に移籍したDF森脇良太の後釜として3バックの右に入った選手だが、今季は驚くべき得点力を発揮し、開幕から2試合連続得点するなど4得点。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での2得点もあり、4月の日本代表候補合宿にも呼ばれた。

1988年12月5日、徳島県生まれの25歳。徳島商高から国士舘大を経て11年にJ2水戸でプロとなったが、翌年の夏に広島に移籍した。スピード、高さ(182センチ)、強さだけでなく、攻撃のタイミングを見る目の鋭さと、攻め上がったときの冷静さ、そして右足の強烈なシュート(FKも蹴る)など、才能が一挙に開花した。

得点王奪回を狙うエースのFW佐藤寿人も7試合で4得点と好調。J1通算得点で2位のカズ(三浦知良=139得点)にあと1点で並ぶところにきている。しかしその佐藤もかすむほどの塩谷の活躍ぶりだ。

全員攻撃・全員守備のチーム戦術浸透

もちろん、広島は個人の力に頼るチームではない。

ホームで戦った第7節、万全の守備対策をとってきたFC東京の堅守をこじ開けられずに苦しんだ。しかし80分、MF高萩洋次郎の左CKにDF千葉和彦が頭で合わせ、1―0の勝利。この日ホームで新潟に屈した鹿島を抜き、今季初めて首位に立った。

2年連続出場のACLでは、アウェーのFCソウル(韓国)戦の理不尽な判定で勝利を逃し、念願のグループステージ突破へ苦しんでいるが、09年以来現在の形となったACLの出場チームが、Jリーグの7節の時点で首位に立ったのは初めて。チーム全体がアジアでの戦いに慣れ、成熟してきたところに、MF野津田岳人、FW浅野拓磨ら若い攻撃陣が力をつけてきたのも大きい。

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