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ロッテ伝統の新人活躍 早くも5人、1軍デビュー

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2014/4/15 7:00
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「ロッテはいい選手をとったね」。ここ数年、こんな言葉を耳にすることが多い。2010年の荻野貴司、清田育宏、11年の伊志嶺翔大、12年の藤岡貴裕、益田直也、13年の松永昂大……。チームの弱点を重点的に補強するドラフト戦略と、新戦力を積極的に起用するチームカラーが相まって、大学、社会人出身の「即戦力」といわれた新人が、プロ1年目から活躍する――。今季も開幕14試合で既に新人5人が1軍デビューを果たしており、マリーンズの伝統は健在のようだ。

日本ハム3連戦、新人が連日お立ち台

「ルーキーの活躍が目立ったね」。伊東勤監督が総括したのが、4日からの日本ハム3連戦だった。開幕から5連敗した後に、3連勝と盛り返したこのシリーズで勝利の原動力となったのが新人たち。試合後のヒーローインタビューでは連日、日替わりで本拠地QVCマリンフィールドのお立ち台に上がり、時期的にもさながら「新入社員の顔見せ」のような光景が繰り返された。

「焦りもあったけれどやっと自分のバッティングができた」。4日に先陣を切ってお立ち台に上がったのが、ドラフト5位の井上晴哉(日本生命)だった。日本ハムの先発、吉川光夫の変化球を豪快に振り抜いて左中間を割る適時二塁打を放ち、開幕から12打席目でプロ初安打初打点を記録。その後も中前、右前に打ち分ける柔軟さを見せる3安打の固め打ちだった。

女子プロレスラーに似ていることからあだ名は「アジャ」。オープン戦は4割を超える打率を残して「首位打者」にもなった。主砲今江敏晃のケガで開幕4番に抜てきされるなど話題性は十分だったが、そのまま通用するほどプロの世界は甘くはなかった。「打ちたい、打ちたいという気持ちが先走っていた」。バットから快音が聞かれないまま、開幕3戦目からは先発メンバーを外れた。

振るわぬ打線、起爆剤の役割担う井上

「フワフワしていた」と本人は振り返る。もちろん、その状況はベンチからも明らかだった。地に足がついていないように見えたという体重111キロの巨漢に対する首脳陣のアドバイスは「体をゆすりながら重心を落とせ」。その結果、調子を測る際のバロメーターというファーストストライクから振っていく積極性が戻ってきた。

伊東監督は言う。「いきなり4番では精神的にきつかったと思う。苦しむのはわかっているが、いかに自分で乗り越えて自信をつけてくれるか見ていきたい」。打順は下がったものの、12日の楽天戦ではプロ入り初本塁打も放った右の大砲候補。いまひとつ調子に乗れないチームの活性化に向けた「起爆剤」としての期待は大きい。

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