スペシャル

フォローする

円熟スコット、連覇に挑む マスターズ特集(下)

(1/5ページ)
2014/4/10 7:00
保存
共有
印刷
その他

故障に悩むウッズをよそに、着々と調子を整えてきたのが昨年覇者のアダム・スコットだ。メジャー初勝利となったマスターズを含めて昨季は2勝をあげ、プロ転向後15年目で米ツアー通算10勝に到達。世界ランク2位の33歳は、心身ともに円熟期を迎えている。

光る安定感、調整は万全

183センチの上背からアップライトに振り下ろすスイングは、力みがなくしなやか。米ツアーの平均飛距離は298.6ヤードだが、ここぞの場面では320ヤード近くをぶっ飛ばす。グリーン上でも長尺パターを操って、難しいラインをしぶとくねじ込んでくる。

マキロイら若手とひと味違うのは、シーズンを通した安定感にある。前回の米ツアーの予選落ちは、一昨年5月のHPバイロン・ネルソン選手権で、約2年間も予選落ちとは無縁だ。

いよいよ世界ランク首位の座を奪い取るか、と注目されたのが3月のアーノルド・パーマー招待だった。初日に10アンダーの62をマーク。長いパットを次々沈めて母国の英雄、グレグ・ノーマンらが作ったコース記録に並んだ。首位を快走しつつも最終日にパットが乱れて3位に終わったが、風邪気味だったことを割り引く必要があろう。マスターズに向けた課題はパットと、むしろ収穫を得た様子だった。

スコットとビジネス面で交流のあるスポーツマーケティング会社「プロ・スポーテイメント・コンサルティング」の黒木宏治社長によれば、「会見でも自分の言葉で話せるクレバーなアスリート。冷静で感情をコントロールできるタイプ」。2位に4打差をつけて最終日を迎えながら逆転優勝をさらわれた12年全英オープンも含め、重圧のかかる最終日に崩れたシーンが目立つが、苦い記憶は昨年のマスターズをプレーオフで制したしぶとさにつながっている。

スイング指導を受けるのはブッチ・ハーモン氏でキャディーはスティーブ・ウィリアムズ氏。2人は長くウッズを支えてきた存在だ。かつて「ホワイト・タイガー」と言われたスコットが、今や"本家"をしのごうとしている。

過去3年間の大会成績は2位、8位、1位。オーガスタの攻略法が染みついてきたらしい。自身13度目を迎えた大会は約3週間をじっくりと調整にあて、ジャック・ニクラウス(65~66年)、ニック・ファルド(89~90年)ウッズ(01~02年)に次ぐ史上4人目の連覇を狙う。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

ゴルフコラム

スコアアップヘ

電子版トップスポーツトップ

スペシャル 一覧

フォローする
畑岡は参戦2年目の米ツアーで目覚ましい飛躍を遂げた=共同共同

 ゴルフ界で、海外を主戦場とする選手が増えている。2019年、米ツアーでは日本人男子初のメジャー制覇を狙う松山英樹(26)が参戦6年目。18年春に米ツアー初優勝を飾った小平智(29)は2季目で真価が問 …続き (1/2)

 あと一歩だった。1日に閉幕した米女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子プロ選手権(イリノイ州)で、首位と9打差の23位から出た畑岡奈紗(19)は8アンダー、64と猛追。朴城炫、柳簫然の韓国勢と通算10 …続き (2018/7/2)

 日本でプレーしながら、海外志向をたびたび口にしてきた。憧れのツアーで小平が好機を呼び込み、栄冠をつかんだ。6打差12位からの大逆転劇。「(米ツアーは)目指していた舞台なので本当にうれしい」。満面に笑 …続き (2018/4/16)

ハイライト・スポーツ

会員権相場情報

[PR]