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日本サッカー世界への挑戦

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「リトルなでしこ」に見た日本サッカーの未来
サッカージャーナリスト 大住良之

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2014/4/4 7:00
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中米コスタリカで行われている国際サッカー連盟(FIFA)のU-17(17歳以下)女子ワールドカップで、日本が決勝に進出した。準決勝でベネズエラに4-1で圧勝し、2大会ぶり2度目の決勝進出を果たしたのだ。決勝戦は4日午後5時(日本時間5日午前8時)に首都サンホセのナショナルスタジアムで行われる。相手は、日本が大会の初戦で対戦し、2-0で勝っているスペインだ。

過去3大会は準優勝とベスト8が2回

なでしこジャパン(日本女子代表)、ヤングなでしこ(U-20日本女子代表)の妹分で、最も若い年代の世界大会に出場しているU-17日本女子代表「リトルなでしこ」。高倉麻子監督率いる少女たちは、男女を問わず、日本のサッカーの未来を映し出している。

U-17女子ワールドカップは、FIFAが主催する最も新しい世界大会。2008年に第1回大会(ニュージーランド)が行われ、2年に1度開催されて今回が4回目となる。日本はそのすべてに参加し、第1回と第3回大会(アゼルバイジャン)ではベスト8、第2回(トリニダード・トバゴ)では準優勝を記録している。

第1回大会ではグループリーグで2試合連続7得点を記録するなど攻撃力を見せたものの、準々決勝でイングランドに2-2の引き分けからPK戦で敗れた。しかし圧倒的なドリブルテクニックを見せたFW岩渕真奈(現ホッフェンハイム=ドイツ)が大会MVPに選ばれた。

第2回大会はMF田中陽子(現INAC神戸)を中心としたショートパスサッカーで勝ち進み、決勝進出。しかし試合を通じてボールを支配しながら韓国にカウンターから3ゴールを許し、3-3で引き分けた後、PK戦で優勝を逃した。

攻撃力で圧倒、常に世界トップクラス

そして第3回大会では、FW成宮唯(現大阪高槻)、MF隅田凜(日テレ)らを中心に圧倒的な攻撃を見せたが、準々決勝でガーナに0-1で敗れた。

歴史をたどっていくと、女子のこの年代の日本は常に世界のトップクラスを保ってきたことがわかる。しかもどの大会でも、体の大きさでは高校生と小学生のような差がある相手を技術とグループ戦術できりきり舞いさせ、圧倒的な攻撃力を見せてきている。その伝統は、今大会も変わらない。

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