2019年6月19日(水)

お金たまる社会人への道 まず100万円に挑戦

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2014/4/5 7:00
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 新年度が始まった。新社会人としての生活がスタートし、希望に胸を膨らませる人は多いだろう。経済的に自立するためには稼ぐだけでなく貯蓄も大切。貯蓄額はひとまず、新社会人の生活費の約半年分に当たる100万円を目指そう。限られた収入をやり繰りして貯蓄する習慣を身に付ければ、その後の人生に役立てることができる。

「生活費を切り詰め、最低でも月3万円は貯金するつもり」。今月から食品会社で働き始めた都内の高橋貴之さん(仮名、23)は早々にこんな目標を立てた。親元にいた学生時代はアルバイト代を使い切る生活を送っていたが、一人暮らしを始めたこともあり「貯金できる人間になりたい」と意気込む。

■まず10万円で自信

ファイナンシャルプランナー(FP)の山崎俊輔氏は「社会人になるとやり繰りするお金の単位が変わる」と指摘する。数カ月分のバイトで欲しいものは買えることも多かった学生時代と違い「住宅購入や老後資金など1000万円単位のやりくりを考える必要がある」(山崎氏)。

終身雇用が保証されるとは限らず、病気で働けなくなる可能性もある。将来の結婚、子どもの教育まで考えるとバランスの取れた金銭感覚を早く身に付けた方が有利だ。

山崎氏は新社会人の目標額として3段階を示す。まず10万円は「自分は貯蓄できると自信がつく額」。次が50万円。仮に自己都合退職しても、雇用保険の給付が始まる3カ月後まで生活を維持できる目安だ。そして100万円。「達成すれば200万円、300万円と次の目標を思い描ける」と説明する。

20代前半の会社員にとって100万円は「生活費6カ月分強に相当し、これだけあると理想的」(FPの豊田真弓氏)。病気による休職や家電、家の設備が壊れたときなど非常事態に対応するお金だ。

貯蓄を始めるにはまず手取り収入を把握しよう。厚生労働省の2013年調査によると大卒初任給は平均19万8000円。ここから雇用保険と所得税、健康保険と厚生年金の保険料を引くと手取り額は16万~17万円程度だ(図A)

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