日本株は売られすぎ? 企業収益で探る適正水準

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2014/3/30 7:00
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 今の相場は割高なのか割安なのか。株式や日本株投資信託の投資では、株価の水準をどう評価するかが売り買いの判断を大きく左右する。中長期投資では、どんな割高・割安のモノサシが参考になるのだろう。

「企業の業績動向から判断すると、今の日本株はまだ割安な水準」(日興アセットマネジメントの横山寛・商品企画部長)。日経平均株価が1万4000円台で足踏みする相場をみて、多くの運用のプロがそう指摘する。なぜそう考えるのだろう。

判断する目安としてプロも利用しているのが予想PER(株価収益率)。株価が、その企業の予想1株利益の何倍の水準まで買われているかを表している。収益の動向に着目し、株価の水準を判定するための尺度だ。

市場全体の相場水準を測るときには、日経平均や東証株価指数(TOPIX)ベースで算出する。例えば日経平均を、それを構成する225社ベースの1株利益(24日時点の今期予想ベースで1026円)で割ると、現在の予想PERは14.1倍になる。

■14~16倍が目安

では、この水準をどうみればいいのか。

日本株の予想PERについて市場では「米国株との比較などから14~16倍が適正な範囲」(井出真吾・ニッセイ基礎研究所主任研究員)との見方が一般的。市場のグローバル化によって日米欧の各市場のPERは同じような水準に収まりつつある。

グラフAの色つき部分は、その時々の予想1株利益に基づいて、PERが14~16倍になる日経平均の水準を逆算したもの。24日時点では1万4364円(PER14倍のとき)~1万6416円(同16倍のとき)が、PERからみた適正ゾーンとなる。実際の株価がゾーンの上に突き抜けたときは「買われ過ぎ」、下に抜けると「売られ過ぎ」と判断できる。

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