2018年12月14日(金)

ウエッジ選び、距離・スイング・球筋思い描いて
クラブデザイナー 喜多和生

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2014/4/3 7:00
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あなたのキャディーバッグには、何本ウエッジが入っていますか。3本という方が多いのではないでしょうか。4本という返事もありそうです。ゴルフ歴の長い方ならご存知だと思いますが、1980年代半ばまでウエッジといえばピッチングウエッジ(PW)とサンドウエッジ(SW)の2本だけでした。これにアプローチ用のウエッジが加わるようになったのは90年代になってからです。

自分に合ったウエッジを選んでほしい

自分に合ったウエッジを選んでほしい

増すショートゲームの重要性影響

この背景にはトーナメントコースの設定が難しくなるのに伴い、ショートゲームの重要性が増したことがあります。PWとSWの間の距離感を出しやすく、高く上げるアプローチの際にバンスが邪魔にならないクラブが必要になったのです。中嶋常幸プロや尾崎将司プロが使っているクラブが単品売りされて人気を呼んだこともあり、この中間ウエッジがセットに加わるようになったのです。

ちょうど「より飛ぶアイアン」を求めて、アイアンのロフトが立ってきた時期にあたります。100ヤード前後の打ち分けが難しくなったことも、ロフトが微妙に異なるウエッジ普及を後押ししたようです。

最近はロフト60度というウエッジを入れている人も増えています。テレビのゴルフ中継や雑誌の記事で「ロブショットの打ち方」などがテーマになるたびに、60度ウエッジが紹介されています。ですが、どれだけの人がこれを使いこなしているのか、私は疑問に思っています。

理論上はロフトが異なるウエッジをそろえれば、それぞれに対応する距離は合わせやすくなるはずです。しかし、これはあくまでも理論上の話。実際、コース上ではなかなか理論通りにいかないことは、皆さんも体験されているのではないでしょうか。そこが、人間が使う道具としてのクラブの難しいところです。

私の見るところ、60度ウエッジはボールが上がりすぎて距離感を合わせにくいと思います。特にフルショットでは、スイングの感覚と実際の距離が一致しないことが多いのではないでしょうか。練習場のマットの上ではよくても、いろいろなライに出くわすコース上では安定した距離感を出すのは難しいと思います。

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