欧州サッカーウォッチ(清水秀彦)

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本田・香川の苦闘が映す、世界の中の日本の立ち位置

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2014/3/21 7:00
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今季の欧州各国リーグも残すところ2カ月となった。日本人選手は岡崎慎司(マインツ)の活躍が光るが、日本代表の中核である本田圭佑(ACミラン)、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)が脇に追いやられ始めているのが気になる。

トップ下には足りぬスピード

本田は本来のポジションであるトップ下で使ってもらえなくなっている。現状をひいき目なしに分析すると、それも仕方がないと思う。

現代サッカーにおける4-2―3-1のトップ下はパサーだけでなく、ストライカーとしての役割も求められる。トップの選手を追い越したり、トップが左右に流れて空けたスペースに入っていったりして、点を取らなくてはならない。

バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)のゲッツェのように技術もスピードもある選手がトップ下にうってつけだ。シビアなゾーンで個人技を駆使して相手をかわし、シュートが打てなくてはならない。それには瞬間的なスピードも求められる。

本田はイタリアやスペインでトップ下を務めるにはスピードが足りない。日本でなら体をぶつけたり、うまく体を寄せてしまって、かわしたりできるが、屈強なDFぞろいのイタリアではそれができない。

ゴールに向かってプレーできず

だから、前を向いてプレーできなくなっている。ボールを失うのを嫌って、後ろを向くことになる。本田に預けても結局、ボールが後ろに戻ってきてしまう。

本人はプレスを嫌って、あるいはボールを欲しがって中盤の底まで下がってしまう。それではトップの選手が孤立することになる。CFとある程度、近い位置でプレーしてあげなくてはならないのに、距離を空けてしまう。

右サイドを任されても同じようなものだった。対峙した相手をかわして、ゴールに向かってプレーすることができない。

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