2018年2月19日(月)

怖いのは10年後 マイホーム購入焦る頭金ゼロ派

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2014/3/23 7:00
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 マイホームを購入する際、頭金をあまり用意せず、ほぼ全額を住宅ローンで賄う人が増えている。低い金利水準、手厚い住宅ローン減税など、いま家を買いたくなる要因は多い。自己資金に余裕がないまま多額のローンを組めば、将来、返済負担で身動きが取れなくなるリスクがあることはよく認識しておきたい。

 「これから地価は上がりそうだし、早めに買っておいた方がよさそう」と話すのは都内の賃貸マンションに住む公務員Aさん(34)。最寄りの駅周辺で分譲マンションが建設されているのを見るたびに購入意欲をそそられる。

 夫婦2人で現在の貯蓄は500万円ほど。マンションを買うとしても頭金に充てられる資金はわずかで、多額の住宅ローンを組む必要がある。それでも、「金利が低い今のうちに借りた方が有利」との思いも強い。

■融資姿勢が軟化

 手元資金が少ないのに住宅を買う世帯は意外と多い。リクルート住まいカンパニー(東京・千代田)の調査によると、頭金なし、つまり、資金全額を住宅ローンに頼った人の比率は約6%(グラフA、2013年)。一部は頭金で払ったもののその比率が1割に満たなかった人を合わせると約35%に達する。

 背景には融資を伸ばしたい銀行が基準を緩めていることがある。かつては2~3割の頭金を求めるのが普通だったが、ここ10年ほどの間に、頭金ゼロで貸す例が珍しくなくなった。住宅ローンとは別に、保証料や登記代などの諸費用分を貸す銀行も増えている。

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