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マラソンのペース配分、定速走行が理想なのか?
ランニングインストラクター 斉藤太郎

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2014/3/14 7:00
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「マラソンレースの必勝法はイーブンペースを保つことだ」と言われることが多いですが、果たしてそうでしょうか? コースの地形や気象状況が変化する中で、速度をコントロールしながら42.195キロを走り切るというのは、たやすいことではありません。トレーニングで培った力を最大限に生かして好結果につなげるペース配分、そのためのペース感覚を身に付ける方法についてお話しします。

ペース維持にこだわると終盤で落ち込み

マラソンを快走するということは、自動車に例えるとガソリン満タンでスタートし、上手に燃料を使い切ってフィニッシュするといったものです。配分を間違えて燃料を早く使いすぎ、ガス欠を起こすことがあってはいけません。

これは単に時速何キロの一定速度を終始キープする必要があるということではありません。コースはずっと直線、平たんではなく、上り下りあり、カーブあり。向かい風・追い風を受けることもあって、さらに途中の何カ所かで給水もします。

こうしたコース上の様々な変化の中で、速度の維持ではなくて、「低燃費」を維持しながらゴールに向けて自分の体を運んでいくことが大事なのです。むやみに速度を保つためにアクセルを踏みすぎては、終盤の落ち込みにつながります。上り坂にもかかわらず、かたくなにペース維持にこだわってアクセルを踏むような走り方は禁物です。

車の場合にはオートマチックトランスミッションが主流ですが、私たち生身の人間は自身のマニュアル操作でコース上の状況変化に合わせたシフトチェンジをする技量が試されるのです。私はよく「レース展開に起承転結を」と話しますが、そうした全体のプランと各局面に応じた走りとの組み合わせがペース配分の醍醐味と言えます。

調子が良くても中間すぎまでは抑える

多くのインストラクターが当たり前のごとく、定規で真っすぐ線を引いたような一定ペースの重要性を説いているようです。しかし、私が指導するクラブの会員さんたちのレース結果報告では、「一定ペースが功を奏した」といった声はあまり聞きません。

快走のストーリーは次のような感じです。スタート直後の序盤は控えめのペースで走ります。混雑によるタイムロスで焦るかもしれませんが、冷静に気持ちを抑えつつ数キロかけて目標タイムに応じた設定ペースへと上げていきます。

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