2017年11月25日(土)

奨学金、返済しやすく 無利子型拡充や期限延長

(1/2ページ)
2014/3/16 7:00
保存
共有
印刷
その他

 奨学金を利用する学生が増えている。日本学生支援機構(独立行政法人)の調査によると、2012年度に奨学金を受給した大学生の比率は52.5%で、2年前の前回調査時に比べて1.8ポイント上昇した。奨学金は意欲のある学生を経済的に支援するために欠かせない仕組みだが、返済に苦労するケースも少なくない。仕組みをよく知った上で使いたい。

 奨学金は大学や地方自治体、民間団体などが用意している。最も多く利用されているのが日本学生支援機構。返済の義務がある「貸与型」で、無利子(第1種)と有利子(第2種)の2種類がある。支給額は無利子型が月3万~6万4000円、有利子型が月3万~12万円。原則として在学期間中は毎月支給される。

 12年度に同機構から貸与を受けた学生は約132万人。貸与基準は比較的緩く、無利子型には例年、上限枠を超える申し込みがある。有利子型なら世帯収入などの形式的な条件を満たせば、「ほとんどの学生が対象になる」(学生支援機構)。金利や返済期間などの条件も一般的な教育ローンに比べ有利とされる。

 もっとも奨学金は学生に対する「ローン」。借りるより返す方が難しい。返済の必要がありながら延滞している人は12年度で33万人。03年度に比べて5割ほど多くなっている。奨学金の返済相談を手掛ける岩重佳治弁護士は「学費が上昇傾向にある一方で、卒業後の収入が低迷しているのが原因」とみる。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報