2019年7月20日(土)

メジャーのキャンプには投球マシンがない?

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2014/3/11 7:00
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レンジャーズのダルビッシュ有投手が開幕投手を務めると話題になっています。メジャーにおいても、開幕投手になるのは名誉なことなのでしょうか。答えはイエス。メジャーの過酷なシーズンを考えると、むしろ日本以上の重みをもっているのかもしれません。

開幕投手、長丁場支える屋台骨

開幕投手はそのシーズン、一番長く働く、つまり、一番多く登板することになります。レギュラーシーズン162試合、ポストシーズンを入れると180試合前後にも及ぶ長丁場。それを支える屋台骨となるわけですから、技術だけでなく頑健さ、持続力を認められなければ開幕投手にはなれません。

メジャーのスケジュールがいかにタイトか。その裏返しとして、メジャー流のキャンプの"緩さ"があります。

「やっぱりメジャーはのんびりしているなあ」。2月末からアリゾナのキャンプ地を訪れた私は改めてそう思いました。

アリゾナ一帯ではドジャース、レンジャーズ、カブスなど15球団がキャンプを張っています。どこも似たようなもので、午前9時半に練習が始まったと思ったら、昼前の11時半くらいにはもう終わっています。私も経験してわかってはいるのですが、早朝から暗くなるまで練習する日本のキャンプを取材して回ったあとでは、拍子抜けするくらいに感じました。

移籍後、練習の少なさに面くらう

田口壮氏

田口壮氏

すでにオープン戦(メジャーでは「エキシビション・ゲーム」と言います)の時期に入っていることもあり、短い練習が余計短くなっています。ヤンキースに移籍した田中将大投手は練習量の少なさに戸惑っているようですが、メジャーの練習はこんなものなのですね。

2002年、オリックスからカージナルスに移籍した私も練習が少ないのには面くらいました。いわゆる「全体練習」が短いのはわかっていましたので、あとは投球マシンを相手に打ち込もうと考えていたら、これが大誤算。チームでたった1台しかないマシンが壊れていて使えなかったのです。

オリックス時代は全体練習が終わったあとに、2時間、3時間とマシン相手にカンカン打ち込むのが普通でしたから、不安です。練習が足りないと思いながら迎えたシーズンは19試合の出場にとどまってしまいました。

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