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速球磨く巨人・菅野、プロ2年目の「原点回帰」
編集委員 鉄村和之

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2014/3/6 7:00
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「2年目のジンクス」――。ルーキーイヤーに目覚ましい活躍をした選手たちにとって、誰もが立ち向かわなければならないハードルだ。昨年、チーム最多の13勝(6敗)を挙げ、巨人のセ・リーグ連覇に貢献した菅野智之にとっても決して無縁ではないだろう。「抜群の安定感」と高い評価を受けている24歳の右腕がどのようにして壁を乗り越え、さらに成長をしようとしているのか……。

威力あるストレートで押す投球

「すごく手応えがあった。前回(2月22日のDeNA戦)よりも格段に良かったと思う」

2日に行われたヤクルトとのオープン戦で先発、3回を1安打無失点に抑えた菅野は爽やかな笑みを浮かべた。

今年初の実戦だったDeNA戦は大黒柱の内海哲也に次いで2番手で登板。内海が2回8安打8失点と打ち込まれたのに続き、菅野も2回3安打2失点とピリッとせず、周囲を心配させたものだ。

それから約1週間たった今季2度目のオープン戦登板で何が変わったのか。それはストレートの威力だ。全41球中、半数以上が直球。三回、この日の最速だった148キロで上田の懐をズバッと突いて見逃し三振に仕留めるなど、直球でグイグイ押す投球は圧巻そのものだった。

「立ち上がりに変化球のコントロールが悪かったので、(変化球は)あきらめてストレートでいった。ボールが走っていたので、甘いところにいってもファウルをとれてカウントを整えることができた」。満足そうに振り返る口調は滑らかだった。

精密機械のように絶妙な制球

昨年、タイトルの獲得こそなかったものの13勝は内海と並んでチーム最多、防御率3.12でセ・リーグ6位だった。日本シリーズの第6戦で7回2失点に抑え、楽天の絶対的エースだった田中将大(現ヤンキース)にこの年唯一の黒星をつけたことは記憶に新しい。

その右腕の最大の武器は、精密機械のように絶妙なコントロールにある。

「157キロ超え? そういう数字にはあまりこだわりはないです」

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