2018年12月10日(月)

サンドウエッジ、ソール形状が生むバンカー恐怖症
クラブデザイナー 喜多和生

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2014/3/6 7:00
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バンカーショットの苦手意識は少しでも早くなくすべきだ

バンカーショットの苦手意識は少しでも早くなくすべきだ

「サンドウエッジ(SW)を買い替えたら、バンカーからボールが出なくなった」と嘆くお客さんが最近少なくありません。バンカーショットは心理的な要素が大きく、一度出せなくなると次からさらに苦手意識を持つようになります。ですからこうした意識は少しでも早くなくすべきです。ところが問題なのは、店頭に並んでいるSWのほとんどがバンカーショットに向いていないデザインだという事実です。

サンドウエッジの問題点は…

現在、売られているSWのどこが問題なのでしょうか。ずばり、ソール形状です。クラブをひっくり返して、ソールをバックフェース側から見てください。バンス(ソールの出っ張り)の真ん中が一番高く、トー(フェースの先端)とヒール(シャフトに近い端)に向かって、ゆるやかな曲線を描いている「三日月形」になっていることがわかると思います。次にトーを90度回して、リーディングエッジがまっすぐになるように見てください。最近のモデルは「三日月形」のため、ヒール側のバンスの出っ張りがほとんどありません。

これに対して1970~80年代のウエッジの代表であるウィルソンの「DYNAPOWER」をご覧ください。ソール形状は三日月より曲線がゆるやかで、ヒール側にもはっきりとしたバンスがありました。

最近はソール中央が広く、ヒールよりのバンスがないタイプが主流

最近はソール中央が広く、ヒールよりのバンスがないタイプが主流

70年代のサウンドウエッジの代表作DYNAPOWER

70年代のサウンドウエッジの代表作DYNAPOWER

ヒール側のバンスの出っ張りが少ないモデル

ヒール側のバンスの出っ張りが少ないモデル


最近のモデルはこのバンスがなくなってしまっているため、砂を弾くというSW本来の機能を果たせないクラブになっているのです。このため、意識的にバンスを作って砂を弾くようにしなければ、以前のSWと同じ機能は果たせません。

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