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希望持って諦めず…女子ツアーで演じられた復活劇
ゴルフライター 川野美佳

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2014/2/26 7:00
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初優勝より2勝目の方が難しい。1勝目は勢いでいけるが2勝目、3勝目はそうはいかない。まして勝ってからのブランクが長ければ長いほど優勝を射止めるのは難しくなる。米女子ゴルフツアー序盤のアジアシリーズ初戦、ホンダLPGAタイランドの優勝争いは、そんな勝ち星から遠ざかってきた者たちの復活をかけた戦いだった。

手に汗握る攻防の末、5年ぶり勝利

ディフェンディングチャンピオンの朴仁妃(韓国)の追撃を振り切って優勝を果たしたアンナ・ノードクイスト(スウェーデン)は、5年ぶりの勝利の美酒に「本当に久しぶりで何といったらいいか……。苦しいときも私を見捨てずそばにいて支えてくれた多くの人に感謝したい」と端正な顔をほころばせた。

北欧出身であるノードクイストの透けるような肌が青ざめるほどの緊張感。終わってみれば2打差の快勝に見えるが、サンデーバックナイン(最終日の後半9ホール)の1打を巡る攻防は手に汗握るものがあった。3連続バーディーを奪って一気に後続を突き放したシーンでも笑顔はなく、「1打で一喜一憂すまい」という固い決意が見て取れた。

そのノードクイストの背中を追いかけ、久々に存在感を示したのがミシェル・ウィー(米国)。そして5位タイに食い込んだジュリエッタ・グラナダ(パラグアイ)やヤニ・ツェン(台湾)もまた復活を胸に戦った面々だった。

パット不調のウィー、勝利に見放され

ウィーが米男子ツアーのソニー・オープンに挑み、カットラインにわずか1打差と迫ったのは今から10年前、14歳のときだった。天才少女の名をほしいままにした彼女はアマチュア時代、プロのメジャートーナメントで何度も優勝争いをして話題を集めたが結局勝てず。2005年にプロ転向してからも、わずか2勝しか挙げていない。期待を一身に背負った大器にしてはなんとも物足りない戦績である。

しかも最後に勝ったのは10年のカナダ女子オープンだからすでに3シーズンも勝ち星から見放されていることになる。なぜか?

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