2018年11月18日(日)

プロ野球が繰り返す新外国人の悲劇

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2014/2/23 7:00
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何人もの外国人が、今年も海を渡り日本にやってきた。プロ野球のキャンプではみんながうの目たかの目で彼らの投打をチェックしている。額面通りの働きをするかどうか、この時期にわかるわけはない。しかし、通用する外国人に一定の共通項があるのは確かだ。

俊足の外野手、成功確率高く

とりわけ、野手で成功する確率の高い条件としては「俊足」である、ということだ。ヤクルトのラスティングス・ミレッジ、退団してしまったが、DeNAのナイジャー・モーガン、古くはヤクルトの優勝に貢献したドゥエイン・ホージーらがその例だ。彼らのような俊足の外野手が成功する確率が高い。

外野手ではないが、西武からオリックスに移籍したエステバン・ヘルマンも俊足巧打の選手で日本球界に適応しやすい要素を備えている。

来日する外国人の多くは走攻守のどれかが欠けている。欠けているから新天地を求めて日本に来るわけで、全部の“ツール"がそろっているのなら、メジャーで活躍しているはずだ。

米で非力でも日本では「小力」あり

「俊足の外野手」、このタイプはおそらくメジャーでは「非力で一発がない選手」とされていたと思う。

米国の打者はパワーが勝負。日本では桁違いのパワーを誇った松井秀喜も、向こうにいけば彼以上に飛ばす選手がいくらでもいる。そのメジャーの中では非力だとされた選手も、日本選手のなかに入ると評価が変わり「小力ある」と評価されるのだ。

彼らはもともと飛ばすことを求められていないから、大振りせずに当てることも結構うまい。変化球の多い日本でも打率が残せて、当たったときにはオーバーフェンスという、日本にぴったりの打者になる可能性が高いのだ。日本の球場では「小力」で十分なわけで、実際、前述のホージーはセ・リーグのホームラン王にも輝いている。

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