2018年6月23日(土)

見たい魅力的サッカー Jリーグブランドに磨きを

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2014/2/21 7:00
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 今季のJリーグの目玉は何と言ってもC大阪に加入したフォルランだろう。前回ワールドカップ(W杯)の得点王、MVPというネームバリューにふさわしい実力がある。このレベルがJリーグに来るのは2000年以降では初めて。柿谷や南野ら伸び盛りの選手とどんなコンビネーションを見せてくれるだろうか。

 観客に特に注目してもらいたい瞬間がボールを奪ってからのカウンターだ。単純で面白みがないように思われがちなプレーだけど、実は高度な技術が必要。少しでもパスがずれると相手が戻る時間を与えてしまい、フィニッシュまでたどり着けない。長い距離を走りきった後、精度の高いシュートを打つのも難しい。

フォルランの頭使った至芸は必見

 Jリーグでもきれいにカウンターが決まる場面はそう多くない。そう考えると、ウルグアイ代表でフォルランがスアレス、カバニと繰り出すカウンターは世界でもトップ。

 前線へスアレスが走る。ボールを持つフォルランの視野には全く入っていないはずなのに、パスがぴたりと通る――。見ていないようで、フォルランはボールを受ける前にしっかり味方の位置を確認、「この後ここに走るはず」という確かな予測に基づいてパスを出している。

 このレベルの選手ならボールを止める、蹴るといった技術が高いのは当たり前。真価が現れるのはむしろボールを持っていないときなのだ。世界の一流選手がいかに頭を使ってサッカーをしているか。テレビに映らない、スタジアムでないと分からない至芸をぜひ見てもらいたい。

Jリーグ活性化への一つのモデル

 C大阪はフォルランの来日と入団記者会見に合わせ、記念タオルをさっそく売り出した。今季の入場者数も大幅な増加を見込んでいると聞く。マーケティングでの動きも含め、今回の補強はJリーグを活性化させるための一つのモデルになり得る。

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