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タイム以上に満足 愛媛マラソンで開いた「悟り」
編集委員 吉田誠一

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2014/2/17 7:00
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2月9日の愛媛マラソンは3時間25分28秒(ネットタイム)に終わった。自己ベストと比べたら9分も劣っている。だから「に終わった」と書いた。しかし、私は「に終わっちゃった」という残念な気持ちにはなっていない。それどころか、ゴール直後はとてつもなくうれしくなって、実は泣きそうになった。

愛媛マラソンでは沿道からの声援が途切れなかった

愛媛マラソンでは沿道からの声援が途切れなかった

きちんと走りきったのは2年ぶり

これほどきちんとフルマラソンを走りきったのはいつ以来だろう。2年前の東京マラソン以来かもしれない。このところ、終盤にだらしなく歩いてしまうことが多くなっていたが、今回は序盤に、ほどけた靴ひもを締め直したとき以外は立ち止まることがなかった。

レースの途中でいつも私の頭の中を占領する「こんなつらいことは2度とやるもんか」という思いが浮かんでくることもなく、レースから逃げ出したいとは1度も思わなかった。「楽に走れた」というのは変かもしれないが、それに近い。

たぶん、無理をしなかったのがよかったのだろう。振り返ってみると、私はこの愛媛マラソンを「無理をしない」というテーマで走り続けたようなものだ。

全国的に記録的な大雪となった大会前日とはうって変わって、9日の松山市はおおむね穏やかな天気になった。午前10時のスタート時の気温は7度。レースが進むにつれ青空が広がった。

勢いに任せず、守った設定ペース

ゴール直後にとてつもなくうれしくなった

ゴール直後にとてつもなくうれしくなった

まずは余裕を持って5キロを24分10秒(1キロ=4分50秒)のペースで進めようと思っていた。とにかく10キロまでは様子を見る。

愛媛県庁前をスタートして、最初の5キロは24分3秒。次は23分43秒。いつもなら設定ペースを守れず、速すぎるのがわかっているのに「まあ、いいか、勢いに任せてしまおう」となるところだが、この日はうまくコントロールした。

10キロ以降も、5キロごとのラップタイムは23分52秒、23分46秒とイーブン。コースはどちらかといえばタフで、7キロ地点からの約1.5キロで40メートルほど上り続ける。しかも、北上する前半は向かい風が続く。その割に苦しまなかった。それはやはり、無謀なペースで走らなかったからに違いない。

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