2019年1月24日(木)

確定拠出年金、転職で台無し 個人型の落とし穴
社会保険労務士 井戸美枝氏

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2014/2/7付
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 公的年金だけでは老後が不安です。会社に企業年金がないので税制面のメリットが大きいと聞いた個人型の確定拠出年金(個人型401k)を始めようと考えています。注意すべき点はありますか。(大阪府、男性、26)

優遇制度を活用して老後の資産形成を考えるのは良いことですが、デメリットも押さえておく必要があります。個人型401kは自営業の人や企業年金がない会社員にとって魅力的な制度ですが、注意点を確認しておきましょう。

個人型401kには掛け金の拠出時、運用中、受給段階と3段階で税制優遇があります。節税効果と複利効果の面だけを考えるとできるだけ若いうちに加入し、可能な限り掛け金を拠出した方がいいのは確かです。

しかし転職を考えているなら慎重な検討が必要です。転職先に企業型401kがあれば個人型401kの資産を持ち運べますが、確定給付企業年金など他の企業年金である場合は資産を移せません。個人型401kの加入資格を失い、追加拠出もできなくなります。転職して公務員になったり、結婚して専業主婦になったりした場合も同様です。

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