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「するスポーツ」という文化を育むには
編集委員 吉田誠一

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2014/2/5 7:00
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1月下旬になって急に3泊4日のインドネシア出張が入った。Jリーグがインドネシア・スーパーリーグとパートナーシップ協定を結び、と同時にインドネシア代表選手がJ1甲府入りする。そのニュースを追いかけて、雨期に入っている南国まで飛ぶ。

J1甲府入りしたインドネシア代表FWイルファン・バフディム

J1甲府入りしたインドネシア代表FWイルファン・バフディム

今季最後のフルマラソンである2月9日の愛媛マラソンに向けての調整は狂うが、気にしてもどうにもならない。いつものようにランニングシューズをバッグに詰めてジャカルタへと向かった。自分の脚で、また未知の国を駆けることができるのだからいいではないか。これで、走った国は何カ国になるのだろうか。ひまがあったら数えてみよう。

雑然とした環境、走る気が起こらず

初日はジャカルタ到着が夜になり、走る時間はなかった。スカルノ初代大統領の出身地であるジャワ島東部のスラバヤに飛んだ翌日も、ランニングの時間は見つからず。そもそも、この街で走るのはかなり難しそうだ。バリ島のようなリゾート地とは雰囲気が違う(といってもバリ島に行ったことはないが)。

公園は見当たらず、道路は車とバイクであふれ、しかもかなり運転は乱暴ゆえ、ランニングをするには危険。すべてが雑然とし、ぐちゃぐちゃとしている。

ジャカルタの道路は車とバイクであふれ、ランニングをするには危険

ジャカルタの道路は車とバイクであふれ、ランニングをするには危険

あの環境では、走る気はなかなか起きない。「するスポーツ」という文化は育まれにくいのではないか。「なぜ走るのか」という話をしても、にわかには理解されないだろう。「あんた、おかしいんじゃない」で済まされそうだ。日本でもそう言われることはあるが……。

公園を何周も、物珍しそうに見られ

ジャカルタに戻った出張3日目は夕暮れ時に何とか走る時間をひねり出し、ホテルに近いムルデカ広場に向かった。中央に独立記念塔がそびえる公園を1周すると2キロほどになる。全地球測位システム(GPS)付きスポーツウオッチで距離をチェックしながら、気ままに走った。3日ぶりのランニングなので、不思議なほど気持ちが満たされる。

日中は気温が27度ほどあったが、日が落ちかけ、20度ほどまで下がっているだろうか。それでも日本と比べれば10度は高く、久しぶりに汗だくになった。1年中、寒さに震えることなく、短パン、半袖シャツで走れるのはなかなかいい。

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