モーグル・上村愛子、悲願の表彰台へ気負いなし

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2014/1/29 7:00
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メダルを期待されながら4位に終わり、「なんでこんなに一段一段なんだろう」と涙したバンクーバー五輪から4年。1年間の休養を挟んで現役復帰したフリースタイルスキー・モーグルの上村愛子(北野建設)は、34歳で迎える5度目の舞台に「3番を目指していたら五輪で絶対メダルは取れない。世界一を目指すという気持ちでやる」と意欲を燃やす。

オフに筋力トレーニング重視

競技人生の集大成となるソチの舞台。だが、これまでの五輪シーズンと比べると「気持ちはだいぶ楽」だという。ワールドカップ(W杯)で種目別優勝にも輝いた全盛期は過ぎた。今や挑戦者として「どうやったらうまくなれるか。地道にコツコツやっていくことしか私にはできない」。以前ほど思い悩むことはなくなったといい、表情に焦りや気負いの色はない。

予選を通過すると2回の決勝で争うW杯と異なり、ソチでは勝ち進めば同じ日に決勝が3回行われることになる。余力を残すためにオフは筋力トレーニングを重視。40キロ台だった体重を50キロ台に増やした。持久力、瞬発力などの数値が上がり、厳しい練習に耐えた成果が出たのが3位に入った昨年12月のW杯初戦だ。

予選を5位で通過すると、決勝1回目では滑りの精度を高めてトップスコアをたたき出した。切れ味の鋭いターンに「頭の上下動も、体の左右のぶれもない理想的な滑り。ターンの完成度は休養前より高いかも」。確かな手応えを得た。

前回大会覇者の滑りに刺激

ただ、悲願の表彰台をつかむための課題も見つかった。刺激を受けたのはバンクーバーの覇者で、今回も優勝候補筆頭のハナ・カーニー(米国)の滑り。予選と決勝1回目はエアで失敗しながら、決勝2回目は豪快なヘリコプター(横1回転)を決めて優勝。「先を見据えてきっちり調子を合わせていく。こういうのも戦略なのかと思った」。勝負師としての姿が大きな参考になった。

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