2019年9月16日(月)

損せず見直す「お宝保険」 高い利率守れる裏ワザ
解約せず保険料払い込み不要に

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2014/1/23 7:00
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 家計に余裕を持たせる上で大事なのが保険の見直し。その際に気をつけたいのが、過去の高利回りの時期に加入した「お宝保険」を安易に解約しないことだ。保険料の払い込みをやめても高い予定利率を維持できる「払い済み」という方法を知っておこう。

「9年前の保険見直しの失敗に最近気づいた」。東京都内の自営業、山中信二さん(仮名、55)は悔やむ。9年前まで入っていたのは1980年代半ばに契約した定期付き終身保険。10年ごとに更新期が来る死亡定期と終身保険を組み合わせた保険だ。

■「転換」は慎重に

契約者に約束した利回りである予定利率が5.5%だったお宝保険。しかし9年前の更新期に「保険料が上がる」と言われて解約、同じ会社で新しい保険に入り直した。いわゆる「転換」だ。

新契約の予定利率は年々低下、それでも90年代末までは2.75%程度あったが最近は1%台。山中さんの転換後の保険も1%台だった。本来、予定利率が下がれば保険会社が運用であまり増やせなくなるので契約者が払う保険料は高くなる。「しかし逆に転換後は安くなると言われた」(山中さん)。なぜか。

実は転換が行われるとき、保険会社は保険料を基にそれまで積み立ててきた責任準備金を、転換後の保険料に充てることで、安くしていることが多い(図A)。従って責任準備金がなくなれば、転換後の保険料は大きく上がる。

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「お宝保険」と「払い済み」を深読み

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