2017年12月13日(水)

ベール脱いだLINE MALL スマホECの本命へ

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2013/12/28 7:00
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 無料通話・チャットアプリで世界3億人、国内5500万人超の会員を抱えるLINE(東京・渋谷)がEC(電子商取引)の新アプリ「LINE MALL(ラインモール)」の配信を始めた。急成長するスマートフォン(スマホ)向けEC分野への参入を表明してから丸4カ月。楽天やヤフー、アマゾンを脅かす存在になるのでは、と臆測を呼ぶ一方、同社幹部は「詳細はリリースまで非公開」と黙して語らなかった。ようやくベールを脱いだLINEのEC。戦略を森川亮社長に聞いた。

LINEの森川亮社長

LINEの森川亮社長

 「僕らが目指しているのはコミュニケーションとECを結びつけたようなサービス。売りは、すてきな商品、そしてそれらを販売する人との出会いを通じて、共感や感動体験でより深くつながっていくような、スマートフォンらしい新しいショッピング体験です」

 LINE MALLのリリース直後、LINEを率いる森川社長は、新サービスをこう表現した。

 12月20日、LINEはアンドロイドOS端末向けのLINE MALLを配信、サービスを開始した。iOS端末向けは米アップルの年末休暇で年内に間に合わなかったが、年明けにも開始される見込みだ。ようやく姿を現したLINE流のECは、具体的にどんなサービスなのか。実際にアプリを使ってみた。

■新品・中古が混じった「フリーマーケット」

LINE MALLの画面。女性向けファッション関連の商品が目立つ

LINE MALLの画面。女性向けファッション関連の商品が目立つ

 アプリをダウンロードして開く。利用に際し改めて会員になる必要はなく、LINE認証の確認画面でタップするだけ。中に入ると、女性向けファッション関連の商品が目立っていた。

 「ef-de」「5000円」と書かれた薄いピンクのワンピースをタップすると、タグなどを拡大した別カットの写真とともに、商品情報が出てくる。「商品の状態」は「中古(非常によい)」で、送料込みの値段だ。旧来型のECモールやオークションサイトでは購入者が送料を負担することが多いが、ここではすべての商品が送料を含んだ販売価格となっている。

 ワンピースの売り主は若い女性。そのページを見ると、衣服のほかにバーバリーのハンドバッグやウールのマフラー、オーガニックのシャンプーなど、女性が好みそうな商品を新品・中古あわせて120点以上も出品していた。上部のハートマークの横には「15」。ほかのユーザーから「お気に入り」された数だ。ショップを見ているというよりは、その女性のワードローブをのぞいているような感覚。「フリーマーケット」のアプリといってもよい。試しに出品もしてみた。

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