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パッキャオvsメイウェザー 夢の対戦阻む3つの要因
スポーツライター 杉浦大介

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2013/12/23 7:00
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まずはライバル関係にあるプロモーター同士の"冷戦"だ。パッキャオはトップランク社所属なのに対し、メイウェザーはデラホーヤ氏が代表を務めるゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と蜜月関係にある。

巨大プロモーター間の"冷戦"

両社こそが米ボクシング界の勢力を二分する巨大プロモーター。傘下に抱える選手たちを使っていつでも自前のビッグイベントが開催できる。両社が提携したPPV興行は09年のパッキャオ対リッキー・ハットン(イギリス)戦以来行われていない。それどころか近年は大人げない舌戦を頻繁に展開するなど、両社の関係は悪化の一歩をたどっている。

また、放映するテレビ局の違いも重要な要素だ。メイウェザーは今年2月にプレミアケーブル局ショータイムと6戦2億ドルといわれる独占契約を締結。一方のパッキャオには、ショータイムのライバルであり、ボクシング界で最大の影響力を誇るHBOが巨額投資を続けている。

HBOは今春、GBPの興行は今後しばらく中継しないことを一方的に発表し、メイウェザー側との関係を著しく悪化させてしまった。もしパッキャオ対メイウェザー戦が話し合われたとして、どちらの局が放映するかは極めて厄介な問題になるだろう。

「2度と一緒にビジネスしない」

さらに、個人的なところでは、メイウェザーとトップランク社のアラム氏が犬猿の仲であることも見逃せない。

実は1996~06年までトップランク傘下だったメイウェザーだが、同社を離れてから在籍中の報酬などを巡り両者は訴訟沙汰に発展。以降のメイウェザーとアラム氏は公然と罵り合いを続け、関係は修復不可能といわれて久しい。

「パッキャオ戦が実現する唯一の道は、彼がボブ・アラムの元を離れることだ。俺はもう2度とアラムと一緒にビジネスをするつもりはない」

メイウェザーはすでにはっきりとそう断言している。

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