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東南アとロンドン、双方で知った走ることの本質
編集委員 吉田誠一

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2013/12/13 7:00
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どこかに出かけるときは、たいていランニングシューズとウエアをバッグに詰め込む。その分、荷物は増える。11月は出張、休暇の間にバンコク(タイ)、プノンペン(カンボジア)、ロンドン、カーディフ(英国)、ドバイ(アラブ首長国連邦=UAE)など様々な町を走った。

サッカーのタイ代表の練習の周りを一般の人らが走る

サッカーのタイ代表の練習の周りを一般の人らが走る

プノンペンでは気温が30度を優に超えたのに、ロンドンでは5度まで上がらないことがあった。3週間の間にあちこち引っ張り回された私の体は時差もあり、何がなんだかわからなくなっていたのではないか。少々、酷だったかもしれない。

流れていく時間の中で自然に走る

しかし、12月15日に防府マラソン(山口県)が待っているため、体を休ませるわけにはいかなかった。まあ、大会を控えていなくても走っただろう。もはや、自分の生活からランニングというものを取り外せなくなっている。

ランニングの時間が特別なもの、おまけ、できるときに付け加えるものではなくなっている。歯磨きやひげそりや入浴のように、生活の中で普通に行うことになっている。週に2度ほどのポイント練習(負荷の高いトレーニング)の日やとてつもなく冷え込んだ日を除けば、「さあ、走るぞ」と気合を入れることもない。流れていく時間の中で自然に走る。

バンコクは5月に訪れたときより、だいぶしのぎやすくなっていた。朝6時なら気温は25度までいかない。ルンピニー公園で走っている人の数がかなり増えた。5人ほどのグループで走っている人もいるし、本格的なランナーの姿もある。まさか半年の間に急激にランニング人気が高まったわけではあるまい。走れる気候になったということだろう。

ランニングシーズン到来のバンコク

逆の見方をすると、朝から気温が30度を超えていた5月に走り続けた私はかなりの変わり者だった? 実際、変人扱いされているのではないかと気にしながら、汗だくで走ったものだ。走っている人をめったに見かけないため、「今日は宗教上、走ってはいけない日なのではないか」と気になりもした。

たぶん11月になって、いよいよランニングシーズン到来ということなのだろう。確かなことはわからないが、とにかくランナーがけっこういる。やはり、周りにランナーがいると落ち着いて走れる。「走ってはいけない日ではない」とわかっただけでも安心で、ランニングに集中できる。私は変人としてではなく、普通の人として堂々と走った。

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