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W杯まで残り半年 光明見えたザックジャパン
サッカージャーナリスト 大住良之

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2013/11/22 7:00
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では、今回の2試合で、ワールドカップで戦う準備はどこまで進んだのだろうか。

アジア杯優勝あったからこそ

一つ断っておきたいのは、9月と10月の4試合だけでなく、ワールドカップに向けての2013年の強化計画は、すべてザッケローニ監督が就任してわずか4カ月後の11年1月の成果であるということだ。

今月15日と19日には、アジアの各地で15年アジアカップ・豪州大会を目指す予選が行われた。たとえば中国は西安で15日にインドネシア、19日にはサウジアラビアをそれぞれ迎えて予選を戦った。10月にも、15日にジャカルタでのインドネシア戦、その前は3月22日のイラク戦、そして2月6日のサウジアラビア戦だった。そして予選はもう1試合、来年の3月5日にはドバイ(UAE)でのイラク戦が残されている。

日本は11年のアジアカップで優勝を飾って予選を免除された。しかしあの大会の準決勝で韓国にPK戦で敗れ、3位決定戦も落としていたら、今年は中国のように15年大会の予選で費やされたはずだった。オランダやベルギーだけでなく、セルビアやベラルーシとも対戦できず、中東や東南アジアに遠征してアジアカップ予選を戦っていなければならなかったのだ。

3位以内で予選を免除されるアジアカップで優勝したおかげで、アウェーで欧州勢と戦うという貴重な経験を積み重ねることができたのだ。

ボランチ山口で新たな可能性

今回の遠征で特記すべき選手を1人挙げるとすれば、ボランチの山口螢(C大阪)だ。

オランダ戦は長谷部とともに先発、後半は長谷部に代わった遠藤とコンビを組んでフル出場した。山口の守備力は長谷部と遠藤の長所である攻撃力を存分に発揮させ、2人は最近でも最高のプレーを見せた。それが世界のトップクラスを相手にして互角の攻め合いを可能にする大きな要因となった。

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