2019年7月17日(水)

株とは違うFX課税・経費 確定申告の注意点
税理士 柴原一氏

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2013/11/22 7:00
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為替差益は決済した時点で決まりますが、毎日発生しているスワップポイントの扱いは商品によって異なります。決済時にはじめて計上される商品と、毎日計上される商品の両方があるのです。

商品によって確定申告する年が変わるので注意が必要です。FX会社が発行する年間損益報告書などをよくチェックしましょう。

必要経費の考え方も株式投資とは異なります。株式投資の場合、税務上認められるのは取得費と売買手数料程度です。一方、雑所得に区分されるFX取引は事業の経費と似た考え方を適用します。収入があるなら必要経費もかかるだろうという考え方から必要経費は株式投資に比べ幅広く認められる場合があります。

例えばFX会社などが主催する有料セミナーの出席費用や新聞・関連書籍代は認められる可能性があります。パソコンはFX取引だけに使うケースはかなり少ないとみられるため、購入金額の数分の一を経費に入れるのも一つの案でしょう。

柴原 一(しばはら・はじめ)
1957年三重県生まれ。81年東京経済大学経済学部卒業。86年11月税理士登録。87年10月柴原一税理士事務所開設。税理士、行政書士、宅地建物取引主任者、CFP、一級FP技能士として幅広く活動するほか、日本税務会計学会常任委員、東京税理士会会員相談室相談員、千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科客員教授などを務める。FP関連の著書多数。

[日本経済新聞朝刊2013年11月20日付]

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