投信費用、日本も下げられる 米バンガードに学ぶ
CEOに聞く「顧客本位」哲学

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2013/11/16 7:00
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■マクナブCEO「個人の投信保有増えれば日本も変わる」

来日した会長兼CEOのビル・マクナブ氏に聞いた。マクナブ氏は1986年にバンガードの経営理念にひかれて入社、2008年にCEOに就任した。米国投資信託協会会長も務める。

バンガードのビル・マクナブ会長兼CEO

バンガードのビル・マクナブ会長兼CEO

――投資で大事なことは何か。

「まず目標をしっかり決めること。次に低コストの投信で世界の株式や債券に長期で分散投資することだ。過去20年、日本株だけに投資していれば大きなマイナス。しかし世界中に分散投資していればリターンを得られた。幅広く分散していれば、次に何が上がるかを必ずしも当てなくてもいい」

――バンガードは実は日本の上場企業の最大の株主でもある。少子高齢化で低成長が続く日本をどうみる。

「我々は特定の市場に対して短期的な予想はしない。ただし人口減だからといって今後も日本株の収益率が悪いとは思わない。企業がグローバルに稼げる力を強めていけば、国の経済が低成長でも、株式投資の収益率は伸びるからだ。日本企業の強さについてはポジティブに見ている」

――バンガードの米国株の旗艦投信の残高が世界最大だった米ピムコの債券投信を上回った。債券から株へのグレート・ローテーション(大転換)の表れか。

「過去数年の株価上昇が大きな要因だ。しかし債券から株への資金シフトはそれほどではなく、大転換だと断言はできない。今後も株式に変調が起きた場合の緩衝材として、債券を組み込む有効性は変わらない」

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日本でもコスト見直しの動き

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