攻めの姿勢と底力…安藤、3度目五輪の可能性あり

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2013/11/8 7:00
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フィギュアスケートの元世界女王で3季ぶりに復帰した安藤美姫(25、新横浜プリンスクラブ)が、東日本選手権で2位に入り、ソチ五輪日本代表の最終選考会となる全日本選手権(12月21~24日、埼玉)の出場権を獲得した。2年間のブランク、4月に女児を出産したことを考えれば、回復力はめざましく、驚かずにはいられない。

精神力と技術、崖っぷちから2位へ

復帰3戦目となった東日本選手権ではショートプログラム(SP)で失敗して13位と大きく出遅れ、ソチ五輪へ崖っぷちとなった。いよいよギリギリまで追い詰められたなかで、フリーで攻めていったのだからすごかった。

最初のルッツジャンプは、ずっとそれまで失敗していて「試合で跳ぶことはできるのか」と思っていたが、本番ではバランスを崩して完全な形ではなかったけれど着氷した。コンビネーションジャンプにも挑戦して決めた。あの順位からフリーでは1位となり、総合2位となった。精神力の強さと技術がうまくマッチしたのだろう。もちろん全盛期の一番いい状態からしたら、まだ6割程度の出来だと思うけど、彼女の底力を見たような気がした。

安藤の出産から短期間での復帰については、周囲からも「無理ではないか」と不安視する声が多かった。実際に、ここまで状態を戻していく作業は並大抵の努力ではできなかったはずだ。

筋肉衰え、体が動きについていかず

日本にいて練習すると、応援してくれる人もいたと思うけれど周囲から雑音が入ったり、取材攻勢があったりと、なかなか集中力を高めるのは難しかったと思う。肉体面では言うまでもなく、子供が生まれるまでの妊娠期間中や出産直後は普段行っているような動きや練習はできず、腹筋や足の筋肉などは当然衰える。

ジャンプを跳ぶときは、それぞれの選手のリズムやタイミングがあるが、それは毎日の積み重ねで体が覚えていくものだ。練習の期間が空くと、技術的なことは体が覚えているはずなのに、体が動きについていかないことはよくある。

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