2019年5月23日(木)

シェアハウス経営に脚光 高収益狙い「個性」競う
初期投資などマンションより魅力も

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2013/11/10 7:00
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 リビングや浴室を入居者で共用する賃貸住宅「シェアハウス」の経営に関心を寄せる不動産オーナーが増えている。建物や立地条件だけでなく、居心地のよい設計や入居者の交流を促す運営管理で、物件の付加価値を高められるからだ。ワンルームマンションより高い収益が狙える場合もあるという。経営のポイントを探った。

「近所に賃貸マンションがたくさん建ったけれど、空室が多いみたい。それならシェアハウスでやってみようと考えた」。看護師の夏目洋子さん(仮名、45)は母親から相続した神奈川県内の土地に木造2階建て、10LDKのシェアハウスを建築中。床は国産スギのむく材、壁は漆喰(しっくい)仕上げにするなど建材へのこだわりで工費はかさむが、10室をそれぞれ月7万円前後の家賃で貸せば、10%ほどの利回りになるという。

■「子育て」テーマに

夏目さんが建築中のシェアハウスは「子育て」がコンセプトだ

夏目さんが建築中のシェアハウスは「子育て」がコンセプトだ

このシェアハウスは建物設計に「子育て」というコンセプトを掲げる。約70平方メートルの広いリビングには乳幼児が遊べる畳敷きスペースを設け、庭では家庭菜園を楽しめるようにする計画。「母親の介護などで多世代が共生するコミュニティーの大切さを実感した」という夏目さんの意向をくみ、不動産コンサルティング会社、ストーンズ(川崎市)が企画したものだ。

もっとも、入居者を子どものいる世帯に限るわけではない。「子育て」を掲げるのは「コミュニティーづくりの方向をはっきりさせたいから」(ストーンズの細山勝紀社長)だという。

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