家電の王様、今は昔 ソニーがテレビ分社化

ソニーがテレビ事業を分社し、完全子会社にすると発表しました。同社は2014年3月期に連結最終赤字に転落する見通しで、テレビの不振も一因です。今回の決定は事業の独立性を高めて経営責任を明確にするのが目的です。
国内各社のテレビ事業はサムスン電子など韓国勢にシェアを奪われ、事業環境は悪化の度合いを深めています。パナソニックはプラズマテレビ事業からの撤退を決めていますし、日立製作所や東芝は既にテレビの国内生産をやめています。ただ、高いシェアを持つ韓国企業も価格の下落で、テレビは高い収益を見込める事業ではなくなりつつあります。厳しさを増す各社のテレビ事業をめぐるニュースをまとめました。