インサイド/アウトサイド

フォローする

強化と人気回復…中日、新監督・GMに両道託す

(2/2ページ)
2013/10/29 7:00
共有
印刷
その他

チーム首脳は重厚な布陣で固めた。落合GMと、来季現役26年目となる谷繁元信捕手兼任監督を軸に、ヘッドコーチに落合前政権時代の参謀だった森繁和氏、バッテリーコーチに元広島監督の達川光男氏を据えた。谷繁新監督は就任記者会見で「点をやらない、負けない野球」を掲げたが、落合前政権のコーチが戻ってくる今回の陣容はそれにかなうものだろう。

外国人やFAで新戦力補強がカギに

今季はチーム防御率が3.81と前年の2.58から大幅に悪化した。統一球が飛ぶように仕様変更され、打者優位となった影響は全チーム同様だが、首位の巨人や、Aクラス入りした広島などと比べ悪化の度合いが大きかった。

肘の故障で5月に戦列を離れたエースの吉見一起をはじめ、故障者が相次いだことが決定的だった。3年目の左腕・大野雄大が10勝したが、防御率はチームと同じ3.81で負け数も10。エースの穴を埋めるにはほど遠かった。7勝5敗15ホールド2セーブと、先発中継ぎ両方で働いた09年のドラフト1位左腕、岡田俊哉の台頭は数少ない明るい材料。だが、来季は故障明けとなる吉見や山内壮馬にはフル稼働を期待しにくい。

野手も井端弘和が右肘と右足首を手術。12年の盗塁王・大島洋平も左肘の軟骨を除去した。前半戦の打線を引っ張ったルナも右膝の治療でシーズン途中に帰国している。監督兼任となることを考慮すれば、谷繁の控え捕手も今季以上に重要だろう。

24日のドラフトでは社会人、独立リーグの投手を3人、大学生捕手を1人指名した。あと、外国人やフリーエージェント(FA)、トレードでどれだけの新戦力を加えることができるかが、来季の浮沈を左右しそうだ。

ローコスト・ハイリターン編成目指す

白井オーナーは落合GMについて、社長の下に置き、予算の権限は渡さないことを明言している。11年オフの落合退陣のもう一つの理由は「人件費高騰」ともいわれる。当時以上に入場者数が減少し財政面を圧迫している現状では、選手獲得にかけるお金にも限りがあるだろう。

白井オーナーが口にする「マネーボール」、大リーグ・アスレチックスのビーンGMばりの、ローコスト・ハイリターン編成が可能かどうか、落合GMの手腕が注目される。

(森青樹)

「スポーツ」のツイッターアカウントを開設しました。

インサイド/アウトサイドをMyニュースでまとめ読み
フォローする

  • 前へ
  • 1
  • 2
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

電子版トップスポーツトップ

インサイド/アウトサイド 一覧

フォローする
CSファイナルステージの開幕前日練習で調整する巨人・菅野。復帰登板は実現しなかった=共同共同

 腰痛で戦線離脱していた巨人のエース菅野智之(30)が日本シリーズの大舞台で復帰する予定だ。今季はコンディションに不安を抱えたままマウンドに上がるケースが多く、球威、制球力ともに精彩を欠いた「らしくな …続き (2019/10/22)

19歳の戸郷は9月27日の本拠地最終戦でプロ初勝利を挙げた=共同共同

 7年ぶりの日本一を目指すセ・リーグ覇者の巨人は10月9日からクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに臨む。ベテランの阿部慎之助(40)が今季限りでの現役引退を表明。長年チームを支えてきた功 …続き (2019/10/8)

18日のオリックス戦で好投したニール。自身の連勝を10に伸ばした=共同共同

 超強力打線の援護があるから少々の失点には目をつぶろう。ファンも半ばあきらめの目で見ていた西武の先発陣。それが9月に入ってから安定した投球を見せるようになってきた。ソフトバンクとの激しい優勝争いが大詰 …続き (2019/9/24)

ハイライト・スポーツ

[PR]