プレジデンツ杯誘致 韓国に後れ取った日本
日本ゴルフツアー機構(JGTO)専務理事 山中博史

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2013/11/9 7:00
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男子ゴルフの米国代表と欧州を除く世界選抜チームの対抗戦、プレジデンツ・カップが10月3日から6日まで米オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで開かれ、日本からはルーキーの松山英樹が出場しました。試合は18.5-15.5で米国代表の8度目の勝利。松山は1勝3敗1分けでしたが、タイガー・ウッズとの対戦など、これから米ツアーで戦う上で良い経験になったと思います。

次回プレジデンツ杯、韓国で開催

プレジデンツ杯は、1994年からライダーカップ(米国と欧州の対抗戦)の開催されない年に開かれており、次回2015年は韓国での開催が決まっています。ゴルフに関する限り、日本より後発である韓国が一足先にプレジデンツ杯を開催することについて、ちょっと違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。開催に至る経緯をご紹介しながら、日本のゴルフを取り巻く環境について考えてみたいと思います。

実は日本もプレジデンツ杯誘致に動いたことがあります。09年大会(米サンフランシスコ)のときに試合を主管している米PGAツアーに打診し、資料を取り寄せて研究、検討しました。招致マニュアルには会場となるコースの条件、ホテルの収容能力、都心からの距離などいろいろな条件が細かく示されていました。しかし、最終的にネックとなったのは開催国が負担する「15億円以上の巨額の開催経費」と「王(皇)室もしくは政府の全面的支援体制」の2点でした。

メリット感じられなかった日本企業

まず開催経費ですが、15億円というと国内トーナメントの3~4試合分に相当します。しかもプレジデンツ杯はスポンサー企業の冠大会にはできません。通常トーナメントではおなじみのプロアマ大会もありません。コーポレート(ホスピタリティー)テントや大会プログラム、場内の看板の一部に小さく企業名を出せる程度です。

これでは、これまで国内トーナメントでのスポンサーシップに慣れてきた日本企業にとって、スポンサーに名乗りを上げるメリットはほとんどありません。また11年には東日本大震災もあり、資金集めは困難だろうという意見も多かったのは事実です。

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