サッカー日本に欠けていた「ギリギリの守備」

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2013/10/23 7:00
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Jリーグが2015年シーズンから導入を決めた新たな2ステージ制。リーグを長く存続させていくために、やり方を変えること自体は悪くない。欧州でもうまくいっていないリーグは大会方式をフレキシブルに変えている。一概にピッチの上の事情だけで判断すべきことではないだろう。

問題は決定に至るまでの過程に

9月からUEFAの指導者ライセンスの講習を受けている

9月からUEFAの指導者ライセンスの講習を受けている

年10億円という増収分でテレビの地上波の放送枠を買い、普段Jリーグを見ない人の認知度を高めたり、育成の費用に充てたりするというのも理にかなっている。

問題はそこまでの過程が見えにくかったことではないか。最終決定の前に、重要なステークホルダーであるサポーターを巻き込んで議論したり、選手にも説明したりする機会が事前にあれば、もう少し理解してもらえたのではないか。例えば、新制度の意義を広く伝えるスポークスマン的な存在がいれば、誰も知らないところで急に決まったかのような印象を与えずにすんだかもしれない。

肝心の制度についても、前後期の1、2位と年間勝ち点1位の最大5クラブが変則のトーナメントで優勝を争うプレーオフは少し複雑。一般の人が理解しにくいのではないかと心配している。

新方式の成否、入念なチェック必要

分かりやすさや公平性の観点からすれば、最も価値があるのは年間勝ち点で決める優勝だということは、はっきりしている。

いつ、どのようにすれば元に戻せるのか。そのためには、新方式が成功しているかどうかを入念にチェックすることが必要になる。特に大事なのは透明性。サポーターや選手と意見交換をして、「正しい意思決定をした」と多くの人に思われるプロセスを今度は踏んでほしい。

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