2019年5月27日(月)

ルール&マナー マナーの小道(19) その自己主張、哀れにみえますよ

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2013/10/9付
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レイアウト、歴史、メンバーの顔触れ……ひとつとして同じゴルフ場はない。それだけにゴルフ場ごとに、そのコース固有のルールやしきたりがある。そこでプレーするなら、これらを尊重するのが大人というもの。「オレは自分のやり方でやりたい」と言い張るなら、「ほかのコースへどうぞ」ということになる。

「服装の乱れ」はマナーやエチケットの乱れにつながるとして、注意を呼びかけるポスター

「服装の乱れ」はマナーやエチケットの乱れにつながるとして、注意を呼びかけるポスター

特に気を付けたいのは服装規定(ドレスコード)。メンバーなら当たり前でも、初めてのゲストにはわからないことが多い。「名門」と言われるコースは大なり小なり決まりがあるので気をつけよう。

おおざっぱに言って次の点が挙げられる。

・真夏を除いて来場時には上着着用

・ショートパンツ着用時にはひざ下ソックス着用

・袖なし、襟なしのTシャツは禁止

・シャツの裾はスラックスに入れる(欧米クラブではtuck-inと指示している)

・ジーンズは不可

・女性で肌を露出する服装は不可

まあ、パーティーなど社交の場面でふさわしくない服装は、ゴルフ場でも歓迎されないと考えてよい。ゴルフ場の「格」に限らず、このあたりはゴルファーたるもの常識として守ってほしい。

ゴルフ場は職業、年齢、考え方が異なる人々が、ゴルフという共通の目的のために集う空間だ。見ず知らずの人々が、日常を忘れて、気持ちよく一日を過ごす。だからこそ、ゴルフルールの第1章はエチケット、マナー、人への思いやりを挙げている。

ルールではないが、独りよがりの服装が他人に不愉快な印象を与えてしまうのは、電車内やレストランなどでよく見かけるシーンだ。ところが、普段ちゃんとした身なり、振る舞いをしている人がゴルフ場となるとなんのためらいもなく、場違いな"浮いた"格好をするケースに出くわす。

女性や若いゴルファーを取り込むため、ファッショナブルなウエアが増えている

女性や若いゴルファーを取り込むため、ファッショナブルなウエアが増えている

ド派手、悪趣味な格好でクラブハウスを闊歩(かっぽ)するプレーヤーは、本人だけは「どうだ」といい気持ちだろうが、良識あるゴルファーが眉をひそめていることが多いのだ。名門クラブハウスの落ち着いた雰囲気で、こうした服装の違和感は一層増幅されることを忘れてはならない。

クラブが求めているドレスコードに盾突くのは勝手だが、「俺はこのウエアでやるんだ! 文句あるか」と片意地を張っているようにも見え、かえって哀れささえ誘う。「あなたは、そこまで無理して、このコースでプレーするのですか」と言いたくなるが、まあそこは個人の生き方でしょうか……。

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