2019年2月17日(日)

大飛球捕らえる美しい守備 西武・秋山翔吾(上)

(1/2ページ)
2013/10/5 7:00
共有
印刷
その他

バッティングにおけるミートのうまさとパワー、走塁スピード、守備力、そして強肩――この5つの能力を備えた選手を、大リーグでは「5ツールプレーヤー」といい、高く評価する。

1980年代から90年代の初めにかけて日本一に8度輝いた西武の黄金期を支えたセンターの秋山幸二(現ソフトバンク監督)はこうした能力を兼ね備え、当時は挑戦することさえ難しかったメジャーリーガーに野手として「最も近い男」と呼ばれた。

守備範囲の広さと強肩は日本トップクラスだ

守備範囲の広さと強肩は日本トップクラスだ

万能選手への可能性秘める

今の西武も「5ツールプレーヤー」になる可能性を秘めた選手がセンターを守っている。これも不思議な縁なのだろう。同じ姓を持つ秋山翔吾(25)だ。八戸大(現・八戸学院大)を出てプロ3年目。打って、守って、走って――。

昨年秋のキューバとの親善試合には侍ジャパンの一員として出場。今春開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の最終メンバーからは漏れたが、守備範囲の広さと強肩は日本球界トップクラスと誰もが認める存在になっている。

「美しい守備」という表現がピッタリだ。183センチの大きな体が俊敏に外野フィールドを疾駆する。落下点までまさに一直線。まったく無駄のない走りでボールをキャッチする。

打球の行方察知するレーダー

昨年9月の楽天戦では牧田の放った左中間への本塁打性の飛球をフェンス際でジャンプ一番スーパーキャッチ。実況のアナウンサーも思わずうなったビッグプレーだった。

「自分のエリアに来たのは全部とってあげたいし、投手にあそこに打たせれば大丈夫と思ってもらいたい」と秋山はいう。

打者のバットにボールが当たった瞬間に走り出す。後方へ飛んだ大飛球のときには、ボールから目を離すことも。「そうしないとスピードが出ないし、走る距離も伸びない」

  • 1
  • 2
  • 次へ
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報