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Vの楽天、夏場に勢い 緑のユニホームで若手躍動

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2013/10/1 7:00
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創設9年目にして初優勝をなし遂げた東北楽天イーグルス。優勝の原動力となったのは、開幕22連勝中のエース田中将大や、打線の中軸に座ったアンドリュー・ジョーンズとケーシー・マギーであることは間違いないが、星野仙一監督が抜てきした若手の活躍も大きかった。優勝に向かって勝ち星を積み重ねた夏場、若い芽の成長を象徴するような緑色のユニホームをまとった「星野チルドレン」がグラウンドで躍動した。

試合前練習でワンバウンド打ち

8月15日のQVCマリンフィールド。千葉市内の最高気温33.4度という強烈な日差しの下で行われた楽天の試合前のフリー打撃練習で、目を疑うような光景に出くわした。

打撃投手がホームプレートの手前でワンバウンドする球を投げ、左打席に入った打者はそれを打ち返す。汗で投手の手が滑ったかと思ったが、何球も繰り返される。初めはタイミングをとることに苦しんでいた打者は、慣れるともにテニスのハーフボレーのように器用にバウンドした球を打ち返し始めた。

「目線を合わせるため」。練習を終え、ロッカーに引き上げて来たその打者、枡田慎太郎は汗だくのまま、意図を説明した。この日の相手ロッテの予告先発は下手投げの渡辺俊介。これまでの対戦で、地面すれすれでボールをリリースするサブマリンを「全然、打てていない」。どう対応すればいいかと頭をひねった結果が、下から浮き上がってくる球を想定して「初めてやってみた」というワンバウンド打ちだった。もちろん田代富雄打撃コーチの許可を得た上の練習だ。

星野監督「考えてやればいい」

三塁側のベンチにどんと構えていた星野監督は、風変わりな練習を目の当たりにしても「考えてやればいい」と一言。プロ8年目、26歳になった若者の成長ぶりを楽しんでいるかのような視線を送っていた。"特訓"の成果だろうか、枡田は1、2打席は凡退したものの、3打席目に渡辺から中前打を放った。

本来は内野手だが、少々守備に難があるといわれてきた。センス抜群の打力を生かすために、今季は外野を守り、開幕では3番に起用された。調子が上がらず4月に2軍落ちし、2軍戦で死球を受けて右手甲を骨折するという不運にも見舞われたが、7月に1軍復帰してからは「前半戦打てなかった分、後半戦は頑張ってやろう」という気持ちで試合に臨んだという。8月には15試合連続安打も記録し、試合を決める場面での勝負強さも目立った。

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